【HTCVIVE】SteamVR無料ゲーム体験記:17~20年

2018年8月の新作VRゲーム

HTCVIVEVIVEPROの無料ゲームを毎月を紹介しているコーナー、8月号です。Steamなどで公開されているVRゲームをランキング形式で載せています。今月は6本の作品を取り上げました。

今月は過去最低ともいえる不作月でした…。開発者の皆さんはOculusGOのほうに流れていっているのでしょうか…。ランクイン作品は少ないですがゆっくりどうぞ。なお、バックナンバーは以下リンクから飛べます。

 ダウンロードが無料のもの、早期アクセスゲーム、デモ版で無料のものに限定してランキング形式で紹介しています。

第一位 的当て系の弓矢シューティングゲーム!

SiegeVR

価格:デモ版は無料
リリース日:2018年3月?
体験時間:30分程度
プレイスケール:立位・ルームスケール

ゼルダの伝説時のオカリナ”のような和やかな的あてゲームができるVRソフトウェア。有料ソフトウェアですがデモ版は無料でプレイすることができます。オンラインマルチプレイ対応。相手のアバターも確認できます。

基本的には次々と出現する的を射抜いてスコアを稼ぐゲームですが、的が動くので結構難しい。時間制限もあります。グラフィックは違えど時オカのシステムとほぼ同じ。矢の射出音や空打ちの音も同じだし、リスペクト作品かな?

全体的にゲームの作りがとても丁寧です。配置されている瓶は1つずつ持てるし、落とせばしっかり割れる。もちろん射抜いても割れます。松明を使えば炎の矢になるし、爆破用のTNTもあります。

基本的に背中から矢を抜きセットして撃つのですが、極稀に矢以外のアイテムが引き抜かれるのが面白い。筆者はニワトリを引き抜きました笑。ちゃんとセットして打てます。

有料版では協力プレイなどの項目が増える模様。的だけでなくモンスターを射抜くステージやボス戦なども追加されるようです。1000円という比較的リーズナブルな価格設定も魅力。

ランク外の惜しいゲーム

Envoy of Nezphere

価格:無料
リリース日:2018年5月31日
体験時間:20分程度
プレイスケール:ルームスケール

中国系のソフトウェア。Twitterで話題になった『BeatSaber』を丸パクリしたような作品。流れてくるブロックを音に合わせながら2本ライトセーバーで切っていきます。地面が常に移動しているので、走ってる感がメッチャあります。

楽曲は中国語のボカロから、日本語の東方系ミュージックまで多数収録。聞き馴染みのある楽曲が流れていきます。難易度もEASY~HARDまであります。

流石に丸パクリしているだけあってシステムは面白いのですが、切った時の反応がかなり鈍い…。筆者の設定や切り方が悪いのかもしれませんが、切ってもなかなかヒットしませんでした。アップデートでもう少し反応を良くして欲しいですね。

Vivez Versailles

価格:無料
リリース日:2018年7月5日
体験時間:30分程度
プレイスケール:着席・立位・ルームスケール

ベルサイユ宮殿で行われた過去の歴史的な出来事を再現した追体験VRゲームです。2つのイベントを間近で見ることが出来ます。なかなか無かった歴史の学習系ソフトウェア。

ルイ14世の時代やルイ15世の仮面舞踏会などの様子を隅々まで体験できます。テレポート機能などはなく、イベントが終われば先に進み、シーンが転換していくスタイルとなっています。

終始その時代の解説が入るのですがオール英語なので注意。何となく雰囲気は伝わりますが細かいニュアンスが分からず少し残念です。全体的にクオリティは高めですが、人が数百人読み込まれるシーンはめっちゃ重いです。

Hit The Hive

価格:デモ版は無料
リリース日:2018年8月
体験時間:20分程度
プレイスケール:立位・ルームスケール

宇宙系シューティングゲーム。エネルギーガンを片手に次々と襲ってくる宇宙ロボットを撃ち落とします。ロボットだけでなく敵から発射された弾も処理しないといけません。

全体的に難易度は高めです。筆者は開始2分でゲームオーバーになりました…。メッチャ難しい。簡易的な英語チュートリアルも備えてあるのでシステムは親切な方です。

ターゲット線なども出ないので弾を当てるのがマジで難しい。シールドを持っていれば相手の弾は防げるのですが、ない場合はこれも撃ち落とさないといけないので、難易度は跳ね上がります。

London Museum Of Water & Steam

価格:無料
リリース日:2018年7月11日
体験時間:20分程度
プレイスケール:着席・立位・ルームスケール

イギリス、ロンドンにある水と蒸気の博物館を再現したバーチャルツアーです。本場の博物館が忠実に再現されています。受付から入り口周辺の広場まで再現してあるは凄い。なおクオリティはそれなりです。

現実の博物館と同じように、ボタンを押すと模型が動いたりする工夫にも関心。ギミック展示も豊富です。基本的にはワープ移動で博物館を回ります。結構広いので、ゆっくり鑑賞しながら全て回りきるには20分程度掛かりました。

博物館はしっかり作られており、音声も恐らく現実の録音音声を使用しているのですが、人が誰もいないのは少し残念。音声からは話し声がかなり聞こえてくるので若干違和感があります。

おまけで紹介:つんつんVR / TSUN-TSUN VR

価格:無料
リリース日:2018年8月1日
体験時間:10分程度
プレイスケール:着席・立位

TACTOTというVR感触ベストを装着することによって、美少女にツンツンしてもらう感触を味わえるというなんともマニアックなソフトウェア。ランダム動作みたいですが、触ってきたり、抱きついたりしてきます。

更にドワンゴ提唱の拡張子であるVRMファイル読み込みにも対応。『VRoid Studio』などで作ったオリジナルキャラクターにツンツンさせることが出来ます。

TACTOTは開発者向けオーダーで公式サイトから入手できますが、お値段399ドルと一般人には手が届きにくい…。もちろん筆者も持っていません。残念…。

次回もお楽しみに!

見ての通り、今回は無料VRゲームがかなり少ない月でした。これだ!というようなキラータイトルがあったわけでもなく、平凡なラインナップとなりました。ちょっとボリューム不足かも…。

この様な状況の場合は安い有料ゲームプレイも検討したほうが良いのかもしれません。次回から本数が少ない月は取り入れようと思います。

最後までありがとうございました。お勧めのVRソフトがあったらぜひ教えてください。無料のものは大抵プレイしていますが、有料モノは殆ど知らないのです…。コメントお待ちしております。

【HTCVIVE】SteamVR無料ゲーム体験記:17~20年
『HTC Vive』『Valve Index』などで使えるSteamVRのフリーゲームを毎月紹介しています。(約9万字 現在160作品程度)...