【HTCVIVE】SteamVR無料ゲーム体験記:17~20年

2019年2月の新作VRゲーム

HTCVIVE&VIVEPRO対応のSteamフリーゲームを毎月紹介する連載企画です。前回から更新は早めですが、1ヶ月分(1/1~2/1)のリリース作品を含んでいます。なお、バックナンバーは以下リンクから確認できます。

 ダウンロードが無料のもの、早期アクセスゲーム、デモ版で無料のものに限定してランキング形式で紹介しています。

第1位 荒廃した世界で謎解きアクション!ワクワク系アドベンジャー

Apex Construct

価格:デモ版は無料
リリース日:2018年3月20日
体験時間:15分程度
プレイスケール:着席・立位・ルームスケール

最近になってデモ版がプレイできるようになった作品。機械のみの世界となり荒廃してしまった未来。ここを舞台に唯一の生き残りであるプレイヤーが冒険に旅立ちます。

基本システムはワープ移動式の冒険謎解きアクションアドベンチャー。物語を進行するために多くの謎解きをクリアする必要があります。

本作は謎解きだけではなく、弓を使ったアクションゲーム要素も備えています。次々と湧いてくる敵ロボットをエネルギー弓で粉砕するのはなかなかに爽快です。左手でシールドを張れたりとシステム面も細かいです。

画質面もトップクラスに良く、現実感はそこまで強く無いけどSF感が凄いです。陰影の表現も豊かでリアリティがあります。

プレイヤー操作も立っているタイプと座っているタイプの二種類が選択可能です。座りを選択すると視野が少し高くなり、地面のアイテムも上から引き寄せることができるようになります。大変丁寧な作りに感心。

難易度はそれほど高くなく、初見プレイでも謎解きで躓いたり、敵からダメージを受けるようなことはありませんでした。物語が進むと難しくなるかもしれません。

英語ですが解説も入りながら序盤は進められるので、操作がわからないことは少ないです。さすが有料モノという感じ。無料版では序盤の15分程度をプレイすることが可能です。

第2位 巨大生物を討伐せよ!大迫力のアクションゲーム

Sunset Giant

価格:デモ版は無料
リリース日:2019年1月18日
体験時間:30分以上
プレイスケール:着席・立位・ルームスケール

こちらも有料ゲームですが、デモ版は無料でプレイできます。一見スクリーンショットや動画を見るとチープに見える作品ですが、実際にプレイしてみるとその迫力に驚かされます。ジャイアントがクソデカイ…。

VRゲームにおける遠近感の表現は結構難しくて、高グラフィックなゲームでも違和感があることが多々あります。このゲームはそれが皆無。シンプルなポリゴンで動作を軽くしている分、陰影や遠近感、質感の表現がずば抜けてリアルです。

移動はスライド式となっていますが、酔わないように高速移動設定になっているので酔いVRマンにも優しいです。結構珍しい設定。

また、ビルの上にも移動可能であり、高低差による歩行制限がありません。疑似立体機動装置的な動き。ビュッとビルの上に移動するのであんまり早く動くと酔うかもしれません。

ゲームはステージ制となっており、その辺に転がっている銃器(弾数制限3)を使って巨大生物を討伐すればクリアです。それ以外のシステムは特に無いのでシンプルで分かりやすい。

クリアを重ねると敵が増えたり、違う種類の巨大生物が登場したりと飽きません。攻撃方法も違うし結構難しいです。筆者はステージ3の巨大目玉でかなり苦戦しました…。普通に面白いのでぜひプレイしてみてください。

ランク外の惜しいゲーム

Self-knowledge VR

価格:無料
リリース日:2019年1月10日
体験時間:20分程度
プレイスケール:着席・立位

自分を見つめ直す、自己認識系シュミュレーションテストのようなVRゲーム。ゲームと言うよりはVR適正テストに近いような作品。4つのミニゲームをプレイすることができます。

夜の湖で石投げができるステージ、風船を割ってスコアを競うステージ、イカダに乗って記憶ゲームをするステージなどが遊べます。クオリティは並程度でしょうか。

イカダはちゃんと自分で漕がないと進まないので妙にリアルです。支持されたルートを進んで、最後にどんなアイテムが何個配置されていたのか、という記憶力ゲームにチャレンジします。

In Orbit

価格:無料
リリース日:2019年1月19日
体験時間:10分程度
プレイスケール:着席・立位

Cosmic Sugar VRに非常に似ているソフトウェア。向こうは自分で表現しないといけませんがこちらは配置のテンプレートがあり数種類から選択できます。

cosmicのような光の粒で海や空を表現しています。音楽も合わさるのでCosmic Sugar VRより雰囲気は出ているかも。触ることで光の粒を動かすことができますが、放っておくと自動で元に戻ります。

非常にシンプルですがどこか癒やされる。過激なVRゲームで疲れた時後にリフレッシュ用として如何でしょうか。

Microsoft Maquette

価格:無料
リリース日:2019年1月16日
体験時間:30分以上
プレイスケール:着席・立位・ルームスケール

Microsoft公式の3Dモデル作成システム。美しいバーチャル空間で手書きやブロック配置など様々な方法で3D空間を構築することができます。用意されているテンプレートもめっちゃハイクオリティ。

音楽を聞きながら作業できるプライベート空間なども予め用意されており完成度はかなり高いです。お絵かき系ソフトは周辺空間がおろそかになりがちなので、この点は非常に高評価です。

Unityとも連携しており、保存したデータをUnity用に変換するSDKが公式で配布されているようです。ありそうでなかった非常に嬉しいシステム。VR上で3Dモデルを作成するハードルは着実に下がってきています。

BreathePeace World

価格:無料
リリース日:2019年1月30日
体験時間:10分程度
プレイスケール:着席・立位・ルームスケール

瞑想系ソフトウェア。謎の中国パンダが瞑想と深呼吸をサポートしてくれます。呼吸に合わせて木々が輝くので映像としては結構綺麗。ですがなかなか単調なソフトウェアです。

モードは2つあり、導入のシナリオ有り版が無し版が選択できます。といってもこれを使って深呼吸をするユーザーは少ないでしょうが…笑

映像鑑賞用としてはなかなか綺麗で落ち着けます。ちょっとリラックスしたい時にどうぞ。

Where Thoughts Go: Resolutions

価格:無料
リリース日:2019年1月3日
体験時間:10分程度
プレイスケール:着席・立位

Where Thoughts Goという昨年に配布された有料VRゲームの無料版です。新年用に提供された模様。10分ぐらいので神秘体験という雰囲気。顔にみえる雪の結晶のようなもを作ったり投げたりできます。

本作は開始前にメールアドレスを登録することが必須です。解説によると、1年後に登録メールアドレス宛に何か届くらしい…。期待して待ちましょう。

次回もお楽しみに!

今回はややシンプルなゲームが多い印象でした。ハッキリいって不作でしたがデモ版のゲーム2作品は非常に面白かったので是非一度どうぞ。また来月のリリース作品に期待しましょう。

皆さんのオススメもぜひ教えてください(筆者は有料ゲーの知識が少ないです)。コメントお待ちしております。