【HTCVIVE】SteamVR無料ゲーム体験記:17~20年

2018年3月の新作VRゲーム

昨年9月から連載しているHTCViveの無料ゲームを紹介するコーナーです。先月は取り上げたゲームの製作者様にリプライを頂く機会もあり、大変モチベーションが上がっております…!。この調子で継続していきます。

今回は5作品のラインナップ、連載開始以来最低とも言える不作の月でした…。無念。なお、今月からバックナンバーを参照できる専用ページを作りました。

第1位 ダリの絵画世界へようこそ。圧倒的な3Dビジュアル

Dreams of Dali

価格:無料
リリース日:2018年2月9日
体験時間:15分程度
プレイスケール:着席・立位

Twitterでも話題になった、サルバトール・ダリの絵画の世界をVRの3D空間で再現した非常に奇妙で美しい作品です。ダリの代表的な作品である『ミレーの晩鐘の古代学的回想』をベースとした砂漠の世界に降り立つことができます。

手前に描かれている人物から塔のてっぺんまで忠実に再現されており、点在するワープポイントに飛ぶことでその位置からの眺めを体験できます。ダリの絵を見てここまで創造できるのは本当に凄い。変な声が出ます、マジで。

この『ミレーの晩鐘の古代学的回想』の世界の中には他の絵画作品の登場人物や作品も配置されており『縄跳びをするアリス』や『ロブスター電話』などを眺めることができます。

更に『セント・アンソニーの誘惑』などの作品に登場する『奇妙な象』も配置されており、大迫力で進行する象をじっくりと観察できます。

体験時間はサクッと見て回ると15分ほど。しかし、3D絵画作品としてじっくり鑑賞していると30分ぐらいはあっという間に過ぎてしまう臨場感もあります。

残念ながら筆者はサルバトール・ダリの絵画についてそれほど詳しくないため、このVR作品を100%楽しめていません。絵画に関しての深い知識があれば3倍は楽しめて感動できたのではないかと思うとかなり悔しいです。

第2位 無料ジェットコースターとしては最高クラスの大迫力

Epic Roller Coasters

価格:無料
リリース日:2018年3月7日
体験時間:10分程度
プレイスケール:着席・立位

PCVRは酔い対策との兼ね合いが難しいためか、フリーのジェットコースター作品が意外と少ないです。スマホではアレだけ沢山あるのに…。PCでは見つけても有料モノがほとんど。今回紹介する『Epic Roller Coasters』も1ステージのみ無料で配信されている課金型ゲームです。

このジェットコースター作品はクオリティが圧倒的に高く、さすが有料モノといった印象。中々の迫力であり少々怖さを感じるほどです。高い所で横から真下を覗くとリアルな高低差を感じました。

ギミックも豊富に搭載されており、レールから外れてジャンプ、唐突な落石、垂直落下、水中など見ていて飽きません。

2ステージ目以降は400円程度の課金が必要。現在は合計4ステージプレイできるようです。ちょっと買ってしまいそうになりました。数少ないPC用フリージェットコースターVRですので、無料の1ステージだけでもダウンロードして損はないでしょう。

また、全体的に高評価なのですが、やはり移動モノは酔う…。正直プレイ中に何度か危ない場面がありました。「ダメ!ダメ!よっちゃううううう」と奇声を上げながらプレイしている姿は誰にも見られなくないです。笑

第3位 海賊船に乗って大砲を撃ちまくれ!コミカル系シューティング

Ship Ahoy Open BETA

価格:無料
リリース日:2018年1月10日
体験時間:30分以上
プレイスケール:立位・ルームスケール

トゥーンレンダリング調のグラフィックスがなんとも可愛いアクションシューティングゲームです。ベータ版なのでマルチプレイに関しては対応前ですが、ボリューム満点のCPU戦を楽しむことができます。

基本的には次々と出現する敵船を大砲で撃破していくことがメインです。360度全方向から襲ってくる敵船を的確なエイムで狙い撃ちします。大砲も一種類ではなく、放物線型、直線型など選択できるのも楽しい。

個人的には、高台に設置された砲台から360度襲ってくる敵を上から砲撃して撃破していくWAVE式のミニゲームが非常に楽しかった。色々な立ち位置で何種類かのゲームを遊ぶことができます。

ランク外の惜しいゲーム

Beat the Blitz

価格:無料
リリース日:2018年3月2日
体験時間:10分程度
プレイスケール:ルームスケール

アメリカンフットボールっぽいミニゲームができる作品です。決してアメフトの試合ができるわけではないので注意。やたらリアルなオッサンが出現して丁寧にチュートリアルをしてくれます。

チュートリアル中にアメフト選手の心臓や脳を見せられるのが結構苦痛。若干グロいかもしれません。この部分絶対に要らないよ…。

チュートリアルが終わったらアメフトボールを投げて輪っかに入れるミニゲームをプレイできますが、終始無音なのが非常に気になる。アメフト選手がタックルしてくるのを避けるギミックなどもあって楽しいのですが、音がないのはやっぱり寂しいです。

The Glen

価格:無料
リリース日:2018年1月29日
体験時間:10分
プレイスケール:着席・立位・ルームスケール

焚き火に癒やされる系のシンプルな作品。火を見ているだけでも十分リラックスできるのですが、突如コントローラに「眠る」のボタンが出現します。眠ってみると徐々に夢の世界に誘われます。

夢の中では焚き火を囲って謎の原住民が魔法パーティーをしています。なかなかサイコな展開。更に自分も魔法の光や焚き火など数種類のエフェクトを使うことが可能になります。

飽きたタイミングで「起きる」を選択すると焚き火が消えた現実に戻ってゲームが終了します。良ゲーというよりは奇ゲーの部類なのですが、不思議と嫌いじゃない作品。

次回もお楽しみに!

如何だったでしょうか。今月はマトモにプレイできる無料作品が少なく、紹介する物もかなり絞る形となりました。ホラーゲームも入れれば何作品かやっていない物があるのですが、ホラゲは本当にダメでして…申し訳ない。

無料ホラーVRゲームは2016年の購入時期から避け続けているので、恐らく10数作品は溜まっているかと…。何とかして記事内で紹介したいのですが、通常のホラーゲームですら無理な筆者にはVRホラーなんて地獄でしかない。そのうち友人にでもプレイしてもらいます。

皆さんのオススメVRゲームがあったら是非教えてください。コメントお待ちしております。