【HTCVIVE】SteamVR無料ゲーム体験記:17~20年

2018年11月の新作VRゲーム

毎月恒例の連載企画です。HTCVIVEVIVEPROに対応した無料のVRゲームを筆者自らがプレイし、面白い!と感じたゲームを紹介しているコーナーです。

今回は月末ギリギリの投稿となりました…。大変お待たせしました。先月はコメントも頂き嬉しい限りです!これからも頑張ります。

第1位 圧倒的な没入感が楽しめるSFファンタジー

The Bond

価格:無料
リリース日:2018年10月30日
体験時間:15分程度
プレイスケール:着席・立位・ルームスケール

映画「アバター」のようなファンタジー世界を覗き見ることができるVRソフトウェア。コントローラ操作は必要なく、画面がシームレスに移動する形で物語が進行します。

3Dグラフィックが凄まじく綺麗に表現されており、序盤のカメラが降下する場面などは思わず息を呑むレベル。メインの登場人物はシャーマンのようは老人。自然と調和することができるようであり、様々な動物の視点をジャック(覗き見できる)します。

この視点で様々な風景を見ることができ、空を飛ぶ視点、小型昆虫の視点、肉食動物になって走り回る視点などワクワク感満載です。

最終的にはシャーマンを狙っているハンター視点になり、ハンター型からシャーマンを覗き見る不思議な体験をすることになります。

全体的に一つの物語として完成されており非常にクオリティが高いです。しかしカメラが移動するというシステム上、酔いに注意です。

特に動物の視点になる場面はゲロ酔いでした…。歴代最高レベルに酔います。VR酔いを体験したことがないユーザーもこのゲームなら酔いが体験できるかもしれません。笑

第2位 記憶を辿る探検アドベンチャー

Letzte Worte VR

価格:無料
リリース日:2019年2月2日
体験時間:20分程度
プレイスケール:ルームスケール

兄であるレオの死後、深い霧の中に迷い込んだプレイヤーを操作し、記憶を辿り、喪失感の克服を目標とする追体験アドベンチャーです。主人公の様々な記憶から形成される世界を旅し、ゴールを目指します。

本作は設定も深く、マップの作り込みも半端なく細かい優秀な作品です。まだ完成前ということもあり2つのマップしかプレイできませんが、どちらも完成度が凄い。

部屋マップ(自室?)では半分以上の設置アイテムを触ることができ、レコードを流したり、マグカップを持ったり、写真に光を当ててみたりともはや現実レベルの再現度。もちろん投げればコップが割れます。

引き出しも開けることが可能。開けた引き出しの中の写真を取り出したりもできる。相当制作に時間がかかったのではないだろうか…。

唐突に怪しい電話がかかってきたりして”レオ”の存在を伺わせる描写がいくつも登場します。製品版で謎が明らかになるのではないでしょうか。

ストーリーは断片的なので評価するのは難しいですが、無料とは思えないマップの作り込みに感動した一作です。エントランス画面だけでも秀逸です。

第3位 棒人間の世界に迷い込む!?ヘンテコゲーム

A Stickman Reality

価格:無料
リリース日:2018年10月8日
体験時間:15分程度
プレイスケール:ルームスケール

まさかの棒人間を主体としたVRゲーム。はじめは何の変哲もない部屋からスタートするのですが、テレビを付けると棒人間(スティックマン)が出現。そのまま壁にワラワラとでてきます。2Dで落書きもできて楽しい。

などどホンワカしていると棒人間用の階段が出現。降りてきた棒人間は3Dで立体化されています。サイズが小さいのでなんとも可愛らしい光景。コントローラで捕まえることができ、高い所から落とすと悲鳴を上げながら気絶します。笑

そんなことをしていると、いつの間にか自分も棒人間サイズに。変な世界に迷い込みます。しばらく探検していると、棒人間をつまんで遊んでいた罰なのか、檻に囚われてしまいます。

最終的には自分がテレビの中にいるように。オープニングのテレビに映った棒人間になってしまいました。ソファに座っている人間に見つめられてゲームは終了します。

ダウンロード前は「ネタゲーかな?」と思ってインストールしましたが、ストーリーもしっかり構成されており意外に出来の良い作品でした。小学生の頃によく書いた棒人間を思い出して懐かしい気分になりました。

ランク外の惜しいゲーム

Angelus Brand VR Experience

価格:無料
リリース日:2018年11月2日
体験時間:30分程度
プレイスケール:ルームスケール

メインとサブ2つのゲームを遊べるソフト。バスケットのようなシュートゲームと、障害物を避ける続けるスコアアタックゲームが遊べます。

1つ目のシュートゲームは、対象のバスケットゴールにビンなどその辺に転がっているアイテムを投げ入れるゲーム。60秒で何点稼げるかを競います。ちなみに所見の筆者は12点でした。ネットランキング一位の人は60点程度入れている模様…。

2つ目は、障害物に当たらないように頭を移動させるゲーム。ベルトコンベア式で移動してくる障害物をひたすら避けます。物理判定が頭部にあるので、頭を大きく移動させる必要があります。(部屋が広いほうが良い)

避けながらスコアアイテムを拾って得点を稼ぎます。簡単そうに見えますがメッチャ難しい。速度が早いので1分も持ちませんでした…。

VR INTERACTIVE TRAILER Runes

価格:無料
リリース日:2018年11月9日
体験時間:15分程度
プレイスケール:立位・ルームスケール

魔法ファンタジーの世界を体験できるVRゲーム。無料版では15分程度の体験ができます。謎のウィザードに導かれプレイヤーは転移や魔法体験を楽しむことが出来ます。

敵が襲ってくる状況でファイアボールを撃ったりする場面もあります。全体的に楽しいですが、全編英語なのでストーリーが半分ぐらいしか理解できなかったのが残念でした。

本編?は2570円の有料ゲームのようです。クオリティも高くシステム面も良く出来ているので、英語の聞き取りができる方はぜひダウンロードしてみては如何でしょうか。

Volcano Eruption

価格:無料
リリース日:2018年11月8日
体験時間:5分程度
プレイスケール:着席・立位

火山の噴火前の様子と噴火後の様子を体験できるアドベンチャー。深海の海だった頃の様子は非常に美しく、優雅に泳ぐマンタや野生動物を観察することができます。

そのまま眺めていると水深が急激に変化。火山活動が活発になった時代に移ります。迫力のある火山の噴火を間近で見ることができました。

全体的に5分も経たずに終わってしまう非常に短いゲームです。ボリューム不足感はあります。もう少し変化のある環境が実装されたら良いゲームになりそうです。

次回もお楽しみに!

今月のSteamVRはリリース数こそ多かったものの、無料でプレイできるゲームタイトルは少なめな印象でした。皆さんはどんなタイトルをプレイされたでしょうか。

オススメも是非教えてください!コメントお待ちしております。