毎月恒例、筆者が面白いと思ったHTCViveの無料ゲームを紹介するコーナー。今回で連載半年となりました。この調子で続けていこうと思います。(単にPCVRをプレイするのが楽しいだけなんですけどね・・・。)
いつも通りランキング形式で紹介。今月はプレイした中の6作品を取り上げました。豊作、とまではいきませんが、恐ろしいクオリティの物があります。
バックナンバーは以下からどうぞ↓
第1位 古代遺跡を探検!脅威のハイクオリティ謎解きアドベンチャー
Heart of the Emberstone: Coliseum
リリース日:2017年12月19日 ※先月分から抜けていました、スイマセン
体験時間:30分~1時間
プレイスケール:立位・ルームスケール
荒廃した遺跡を探検することができるアドベンチャーゲームです。イメージムービーを見ているとただの重力ハンドゲームにしか見えないのですが、全然内容は違います。(筆者も最初は反重力で石を動かすだけのゲームだと思いました。)
ゲームを始めるとコロシアム跡のような場所に召喚されます。(ロードがメチャ長いので注意)特に解説もないのですが右手と左手でマグネットパワーを使えるので、骸骨や石碑を自由に動かして遊べます。落とす音とかめっちゃリアル。
そして次に感じることはグラフィックが本当に素晴らしいということ。「このクオリティで無料なの?」と誰もが感じる美しさです。本当に遺跡にいる感覚。
暫く重力ハンドやその辺に転がっているラジカセで遊んでいると段々飽きてきます。これで終わりかな、と思ったベストタイミングで謎のホログラムが出現。プレイヤーに道を示します。そこの石碑を何点か退けると・・、謎のトビラが現れます。
どうやって解錠(先に進む)するのか悩んだのですが、トビラはパズルゲームのようになっていました。右手に出現するクリスタルを操り、イライラ棒の感覚で立体的にゴールまで届けます。成功すると解錠。結構難しい。
先に進むと謎の神秘空間が・・・・。(マグネットゲームだと判断して辞めなくてよかった。)とにかく冒険している感が凄い。開くと右手に巻き付く書籍等を拾えます。読み物もオシャレ。
奥に進むと開けたお部屋に到着、書物にはテレポートルームと表記があります。ワクワクしながらパズルゲームを数点こなすと、謎の地球儀が出現。適当に回してタップしていると、外に異変が・・。
謎の巨人が出現。プレイヤーに手を伸ばして、物理的にテレポートさせられてしまいました。このままホワイトアウトして物語は終わりです。「これだけできて無料かよ、スゲーな」と思っていると、「エピソード2は買ってね」と表記が。笑
1話だけ無料にしているパターンのゲームでした。どうりでクオリティがおかしいワケです。2話以降は2000円ほどで購入できるみたい。正直1話は大満足だったので買おうか悩んでいます。
第2位 惑星を自由に眺められる。ミッションもある探索ゲー
SpaceWalker
リリース日:2017年1月3日
体験時間:30分程度
プレイスケール:着席
太陽系に浮かぶ惑星を隅々まで探索できるゲームです。宇宙船に登場して上下左右自由に眺められます。さらに奥行きの移動までできるのがこのゲームならではの面白いところ。操作系のチュートリアルも大変親切です。
基本的には太陽系の惑星をワープで行き来しながらミッションをクリアしていくことがこのゲームの流れとなります。小さなテディベアを探すミッションは結構難しい。(一応手元に矢印ヒントはあるのですが・・)
惑星のグラフィックスの美しさはかなりの物。裏の太陽光が当たらない部分まで精密に再現されています。特に地球は街の明かりも再現されているのでより一層美しい。「光のない部分は海なのかなぁ」などと考えてしまいます。
惑星の大きさも考えて作られており、ワープしたタイミングで「デカっ」とか「ちっさ!」などと感じることができます。このリアルさがとてもイイ。
デモ版ということもありプレイ時間が30分までに制限されていましたが、筆者はチュートリアル込みでギリギリクリアできました。体験時間は30分が目安です。それ以上はちょっと酔うかも・・。
ランク外の惜しいゲーム
Marius
リリース日:2017年1月6日
体験時間:15分~30分程度
プレイスケール:立位・ルームスケール
ウサギの図書館を探検出来るゲームです。電話をとってお姉さんと会話するとゲームスタート。目の前にファンタジーな図書館が広がります。ウサギさんが忙しそうに本を片付けている様子などが眺められます。
基本的にストーリー性はなく、自由に歩き回ってアイテムを拾ったり、本を投げたり、写真を眺めたり出来る雰囲気ゲーです。全体の雰囲気自体はなかなか良く、図書館ならではの落ち着く空間が再現できています。
移動はワープではなくスライド式が採用されていますが、歩行速度が非常に遅いので酔いにくい印象。しかし体調が良くない時はやはり酔ってしまいそうなので注意。
Shinrin-yoku: Forest Meditation and Relaxation
リリース日:2017年1月20日
体験時間:15分程度
プレイスケール:立位・ルームスケール
森林浴をテーマとしたシミュレーションソフトウェアです。木の棒でカエルに触ったり、草木を揺らしたりすることができます。基本的に移動等はできず、その場でのんびりと森を眺めることに特化したソフトです。
右後ろにある石碑に触れることで時間帯を夜に変更することができます。夜モードもよくできており、懐中電灯を使って周囲を探索することができます。よくよく探すとフクロウを見つけられました。
太陽の石碑を照らすことで昼モードに戻れます。全体的なシステムはこれで全てのようです。非常にシンプルですが、プレイヤーをリラックスさせることに特化したゲームと言えます。個人的には結構好きな部類。
Icarus Six Sixty Six
リリース日:2017年1月5日
体験時間:10分程度
プレイスケール:ルームスケール
Googleのお絵かきアプリ『Tilt Brush』で描かれた世界を爆走ジェットコースターで体験できるゲーム。音楽とともにテンポ良く絵画がお出迎えしてくれます。なかなかハードコアな世界観です。
基本的には先月に紹介した『Show It 2 Me』と同じ仕組みです。というかかなり似ている。体験としては楽しいですが、このようなシステムのソフトが今後増えると飽きるかもしれません。
スピードは早いですが、宇宙船に乗っているような感覚なので不思議と酔いません。VR耐性がない人でも大丈夫だと思います。
The Scent of Summer
リリース日:2017年1月23日
体験時間:20分程度
プレイスケール:ルームスケール
あの頃の夏が体験できる、追体験系アドベンチャーです。子供の頃の甘ずっぱい思い出を忠実に再現しています。珍しく舞台は日本であり、登場する学習塾の看板や学校の黒板なども日本語表記でした。
VR+ノベルゲーのような素晴らしい仕組みなのですが、ボイスは全編英語で字幕も英語表記です。せっかくのフルボイスなのに残念・・・。外国人が作ったのかな?と思いきや、開発スタッフは全て日本人が担当してる模樣。
英語自体は非常にシンプルな物が使われているので内容は理解できるのですが、イマイチ『日本の学校』x『全編英語』がしっくり来ませんでした。ちょっと違和感があります。
次回もお楽しみに!
如何だったでしょうか。毎月コンスタントにフリーゲームがプレイできるのは、HTCViveならではの利点ではないでしょうか。お金を使わなくても十分に満足できるVRライフが送れてしまいます。
筆者宅のVRフリゲーライブラリもかなり増えてきました。どのジャンルでも探せば1本ぐらい見つかりそう。そろそろプレイしない物は整理しても良いかもしれませんね。
最後までありがとうございました。オススメのVRゲームがあったらぜひ教えてください。コメントお待ちしております。