HTCViveで遊べる、無料の最新VRゲームを毎月紹介する企画、新年一発目です。昨年からはじめたこの企画ですが、徐々にアクセス数も伸びている気がします。(あくまで気がするだけ・・・)
というわけで、今月も張り切って趣味全開の記事書きました!いつもと同じく、ランキング形式でご紹介します。今月もなかなか面白いゲームがありましたよ~。
第1位 脅威の宇宙体験!宇宙飛行士になって無重力を体験しよう
Home – A VR Spacewalk
リリース日:2017年11月30日
体験時間:15分~30分程度
プレイスケール:着席
宇宙飛行士になりきって、船内から宇宙空間へダイブ、仕事内容などを体験することができるVRソフトです。宇宙空間で投げ出されないようにワイヤーフックをひっかけたりする作業がやけにリアル。本格的な”宇宙”を体験できます。
基本的には船内の作業や船外の作業を、音声に従って行うだけで展開が進みます。しかし、目の前に飛び込んでくるグラフィックが圧巻すぎて作業を忘れます。メチャメチャ作り込んであります。
無重力下での作業なので、機体に捕まって移動する時も視界がグルグル回ります。「ここは宇宙だ・・・ここは、無重力だ・・・」と思い込まなければ酔います。笑 結構危なかった・・・。ゲーム自体の難易度は非常に易しめな印象。
他にも、作業中のトラブルで身体が無限に回転したり(無重力だから止まらない)、それを止めるためにジェットを逆噴射したりと、実際に起こりうるトラブル類も経験することができます。体調が悪いと酔うので注意。
残念なポイントとしては、外側に描写されている地球がちょっと雑かなぁと感じたところでしょうか。しかし、それを考慮したとしても、間違いなく今期一番プレイしてもらいたいシミュレータと言えます。オススメです。
第2位 謎の遺跡を探索できるファンタジー探検モノ
M.I.A.
リリース日:2017年12月11日
体験時間:1時間程度
プレイスケール:立位・ルームスケール
不思議なファンタジー空間を隅々まで冒険できる、探索系アクションとなります。こちらは早期アクセスゲームなので、今後ステージが増える可能性が高いです。(現在でも十分楽しめましたが・・・)
グラフィックはややトゥーンよりな表現を採用しており、特別リアルというわけではありませんが、ファンタジー感は強く、空間の神秘度、美しさは抜群に良いです。移動にはお馴染みの位置指定ワープを使います。
砂漠→砂浜(海)→洞窟と探検することができるのですが、最後の洞窟は謎解き要素が強く、満足度の高いシステムを体験することができました。(雰囲気はゼルダに近い、妖精ナヴィもいます笑)
暗闇を照らす松明や、アクション用のボールなどはインベントリにしまうことができ、いつでも呼び出すことが可能です。この辺は他のVRRPG系も見習って欲しい機能。松明で障害物を燃やして先に進む謎ときなどもあり、冒険心をくすぐります。
他にも、ツタを登るアクション、物を動かす謎解き、光の道筋(反射)ギミックなど何処かで見たことがあるダンジョンを体験できます。もうメッチャ楽しい。まだまだ開発途中でステージ数が少ないゲームですが、アップデートで素晴らしいコンテンツに化ける可能性を感じた作品でした。
第3位 有名声優起用!2Dタッチの美少女と一時を共にできるVR
Live2D VR Girls
リリース日:2017年12月4日
体験時間:15分程度
プレイスケール:立位・着席
Live2Dという技術を紹介するために作られたデモVRゲームです。2Dで書かれたキャラクター作品をそのまま活かしつつ、立体的に見えるように(VRで活用できるように)する技術だそうです。なるほど・・。確かに違和感なくプレイできました。
2キャラクターのミニシナリオを体験することができ、それぞれに竹達さん、黒沢さんが声をあてています。まさかの超有名声優にびっくり。HtcViveで有名声優の美少女ゲームができる日が来るとは思いませんでした。感動です。あやちーー!!俺だーーーー!
ミニシナリオも意外にしっかりしていて完成度が高いのですが、コレに加えて視点操作での選択が可能です。例えば、「なくした本を探してみよう」というお題で、視点を操作して見つけたりだとか・・。ちゃんとVRゲームしています。
音声に沿った字幕も固定のGUIとして表示されており、どの角度を向いても下部で確認できます。これも結構便利。(障害物と被ると遠近感がおかしくなるのがちょっと難点)
10分~15程度の短い体験ですが、未来を十分に感じられる素晴らしいコンテンツでした。リアルな3D美少女とはまた違った方向性ですね。この分野もぜひ伸びてほしいです。
ランク外の惜しいVRゲーム
Desert Bus VR
リリース日:2017年11月28日
体験時間:8時間 笑
プレイスケール:立位・着席・ルームスケール
90年台にリリースされたコンシューマゲームをVR化したモノです。当時、史上最大の単調ゲームと呼ばれたゲームですが、VRでもその特徴をしっかりと引き継いでいます。
実際に存在するアメリカのアリゾナからネバダまでの道のり”8時間”を実際に運転できるシミュレータとなります。まさかの8時間、マジで最後まで運転できるそうです。筆者は断念しました・・・。ごめんなさい。
運転手モードと乗客モードを選ぶことができ、乗客モードを選ぶと、実際に誰かが運転しているバスに乗り込むことができます。正直こっちのほうが景色も見れて楽しい。8時間運転する忍耐力はありませんが、可能性を感じるゲームです。
Show It 2 Me
リリース日:2017年12月15日
体験時間:15分程度
プレイスケール:ルームスケール
Tilt Brushで描かれた世界を体験できます。リズミカルな音楽を聞きながら、それと連動する光のアート空間を進んでいくイメージ。終始前方に移動しているので、乗り物に乗っている感覚に近いです。
ところとどころで飛んでくる剣を持てたり、車のギアを動かせたりと若干のギミック要素もあります。プレイスケールはルームスケールのみとなりますが、どちらかというと着席して見るようなソフト。全体的に美しいので、見ていて楽しいです。
YouTube VR
リリース日:2017年12月14日
体験時間:1時間程度
プレイスケール:立位・着席・ルームスケール
YouTube(Google)公式の動画視聴ツールです。公式というだけあって、なるほど確かに見やすい。360度動画なども非常に快適に、スムーズに視聴できました。VR用に操作等が最適化されている印象。バーチャルデスクトップよりは見やすいです。
しかし、専用ツールということもあり、YouTubeしか見れないのは残念な点。あくまでYouTube専用の動画プレイヤーです。VRで動画をよく見る人には使い勝手があるかもしれません。
Space Dream VR: Demo
アップデート日:2017年12月20日
体験時間:15分~30分程度
プレイスケール:立位・着席・ルームスケール
夢の空間を体験できるVRゲームです。空を飛ぶことが出来るので、自由度はかなり高めの印象。チュートリアルが長いのがちょっと面倒くさいです。空を飛ぶと酔う人のために、ワープ移動モードも搭載されています。設定で変更可能。
ステージ自体は非常に小さな空間なのですが、搭載されている数々の設定項目が優秀です。上記に挙げた移動モード変更や細かな画質調整(めっちゃ綺麗にできる)などもあり、自分のPCスペックに合った体験が可能です。
次回もお楽しみに!
如何だったでしょうか。2018年になってもSteamの無料VRゲーム市場は非常に活気があり、その全てをプレイしきれないほどです。ViveProの発売も合わさって、更にラインナップ数は増えるでしょう。
皆さんのお勧めVRゲームがありましたら、ぜひ教えていただきたいです。最後までありがとうございました。