【HTCVIVE】SteamVR無料ゲーム体験記:17~20年

2017年9月の新作VRゲーム

筆者が実際にHTCVive実機でプレイして、『これはハイクオリティだ!面白い!』と思った最新SteamVRゲームを毎月紹介していく連載企画、第一弾です。ランキング形式でお送りします。

第1位 アーマードコアのようなロボット搭乗アクション

War Robots VR: The Skirmish

・価格:無料
・リリース日:2017年8月10日
・体験時間:15分~30分
・プレイスケール:着席

まるで、フロムソフトウェア社のアーマードコアシーリズの機体に搭乗したかのうような体験ができる<>VRソフトウェアです。もちろんプレイは無料。世界全体の世紀末感がまさにあのゲームそっくりです。

ゲームを起動するとコックピットに搭乗することになるのですが、操作が少し特殊で、慣れが必要でした。顔を動かすことで機体が左右に旋回できるので、覚えておきましょう。さらにコントローラパッドに触れることで上下右左に移動することができます。

トリガーボタンでマシンガンやミサイルが発射できます。結構操作する内容が多い(移動と旋回が別だったり)のもアーマードコアそっくりですね。敵機体のHPが結構多いので、結構撃たないと撃破できません。

ミッション中は僚機が1機動向してくれるので、基本的には後ろをついていけば攻略できます。一緒に敵を撃破して進む形です。しばらくするとボス戦らしき大型機体に出くわします。といっても基本的には避けながら撃ち続けるだけでOKです。

しばらく進めると頭上から母艦らしき船が出現し、一方的に攻撃されて強制バッドエンドになります。体験時間はゆっくりプレイして15分~30分といったところでしょうか。なかなか迫力のあるロボットバトルが楽しめる良作でした。

Steam内の評価も異常に高く、本作の人気ぶりが伺えます。また、本作はスマホアプリのデモ版のようで、プレイ終了後にアプリの案内がありました。気に入ったら一度やってみてもいいかもしれません。

第2位 剣と盾で魔物と戦う冒険アクション

The Ranger: Lost Tribe

・価格:無料
・リリース日:2017年8月2日
・体験時間:30分~1時間ぐらい
・プレイスケール:着席、立体、ルームスケール

剣と盾と槍でおぞましい魔物と戦いながら荒野を進んでいくアクションRPGです。ちょっと大人向けの表現が多いので耐性のない人は注意です。はじめにチュートリアルがあるので、操作方法は理解しやすいです。

チュートリアルでは剣の使用法や、盾の装着、解除方法などが説明されるので覚えておきましょう。槍も持って投げることができるようで、使用できる装備は多い印象です。扉を開けると冒険がスタートしました。

開始後、いきなり鹿を食べているモンスターに遭遇します。基本的には盾で攻撃をガードしつつ、剣で攻撃します。数発当てると倒れるので、そこまで難しくはないです。基本的に移動はワープなので酔うことはなかったです。

進めていくと槍が入手でき、投げることができます。モンスターにロックオンして投げると自動で角度を調節してくれるらしく、ほぼ100パーセント当たりました。他にも、後ろから飛びかかって奇襲攻撃するシステムなどがあり、とても丁寧に作られていると感じました。

一度気づかれたモンスターは無限に襲ってくるらしく、試しにワープ移動でぐるぐる回ってみたら、おぞましい数のモンスターに囲まれて即ゲームオーバーになりました。ゆっくり慎重に進むほうが良さそうです。

第3位 ハイクオリティな映画館体験が可能

CINEVR – Social Movie Theater

・価格:無料
・リリース日:2017年8月7日
・体験時間:無限
・プレイスケール:着席

映画館風スクリーンで映像を視聴できるVRツールです。映像視聴系で有名な無料ツールとしては、『Bigscreen』などのバーチャルデスクトップツールがありますが、このツールの素晴らしいところは「映画館の再現度の高さ」です。

映画館の臨場感が非常にリアルに作られており、バーチャル空間であることを一瞬忘れるぐらい良くできています。VR装置の解像度が増せばよりリアルに見えることでしょう。座席の移動も自由にできるので、好きなポジションで動画を見ることができます。

見れる動画は、CINEVR内で用意されている3Dビデオ(洋画など)やデモムービー、360度ビデオまで再生可能です。しかし、全て英語なので、自分の見たい動画を再生したい場合はマイビデオに予め動画を入れておきましょう。一般的なMP4であれば再生できるようです。

しかし、このツール『パイレーツ・オブ・カリビアン』の3D動画なんかも無料で見れてしまったりするのですが、権利的に大丈夫なのでしょうか・・・。内容は少し怪しいですが、自分のフォルダ内のビデオも参照できるのでこちらでも十分使いみちがあるでしょう。

また、絵文字やマイクのオンオフ、ユーザーネーム、他人の音声量などの調整があることから、マルチプレイに対応しているようです。海外のプレイヤーと一緒に動画を見ることができますね。

ランク外の惜しいゲーム

Grand Expanse

立体空間で、360度のミュージックビデオ体験ができるVRアプリです。360度ビデオというわけではなく、ちゃんとした立体空間でした。5分程度の体験ですが、なかなか悪くないです。ドット風のデジタル演劇をマイナー遊園地で見ている感覚と言えばいいでしょうか。

一番初めに思ったことが「美しい」だったので、綺麗なものが好きな人は楽しめると思います。光のフレア表現なども非常に良くできている良作です。

The Red Stare

探偵?スパイ?になりきって捜査をするアクションゲームです。非常にグラフィックが美しいです。しかし英語の聞き取りが出来ないと依頼内容がわかりません。お恥ずかしながら筆者には攻略できませんでした。

グッズとして、キャラクターを撮影するカメラやデータを送るFAXなどがあり、ちゃんと使用できるのも素晴らしいです。細かく作られているので、英語がしっかりわかる方は間違いなく楽しめるでしょう。

Avem33

VRを持っていなくても楽しめるフライト・ゲームです。VRモードでは、高速で移動するフライト機を首の傾きで操作します。障害物に当たるとゲームオーバーです。思ったより動くので操作が難しいです。

このゲームの最大の欠点は、「めちゃめちゃ酔う」ということです。移動方式も顔の傾きですし、結構移動量も多い、そして飛んでいるので世界は高速移動しています。これがかなり酔う。筆者は気持ち悪くてプレイを断念しました。

IKAROS

探索&脱出のようなミステリー冒険ゲームです。いきなり個室で目が覚めるのですが、ここから脱出するような形で物語が進行するようです。しゃがんだりするアクションがあり面白そうなのですが、プレイスケールが2.8mx2.8m以上必要であり、筆者の環境ではリアル壁にぶつかりました。

残念ながら攻略には部屋の幅が足りなかったようで、途中で行けないとことが出てきて積みました。面白そうなだけに非常に残念です。

Lucky Night: Texas Hold’em VR

物凄くグラフィックが美しいテキサスポーカーゲームです。オンラインで世界中の人とテキサスポーカーが楽しめます。グラフィックの綺麗さはTheLabに並ぶかもしれません。本当に素晴らしいです。

筆者も一時期はテキサスポーカーを友人とやったりしていましたが、今ではすっかりルールを忘れてしまっており、まともにプレイできませんでした。中に入るといきなりオンラインで対戦することになるので、結構焦ります。相手プレイヤーにめっちゃ手を振られて申し訳なくなりました。

来月もお楽しみに!

如何だったでしょうか。評判が良ければ、来月以降も続けていきたいと思います。