当サイトでは、2017年9月から毎月オススメのHTCViveフリーゲームを紹介しているのですが、連載開始が9月だったこともあり8月以前のVRゲーム紹介がありませんでした。HTCVive自体は2016年から所持しているので過去作品も一通りプレイ済です。
そこで今回は『過去編』ということで、2017年1月~8月にリリースされたPCVRゲームの中から『これはスゲー!面白い!』と感じた優秀なフリーゲームを数点紹介します。バックナンバーは以下からどうぞ。
ボリュームが多すぎる、大冒険ファンタジーVR
Emmerholt: Prologue
リリース日:2017年2月15日
体験時間:2時間以上
プレイスケール:立位・ルームスケール
かなりマイナーな部類の冒険ファンタジーVRゲームです。RPGをプレイしているような仲間との冒険が体験できます。敵との戦闘、馬での移動、魔法アクションなどワクワクする要素が盛り沢山です。
旅の途中で村に立ち寄ったり、キャンプ中に謎の魔神に能力を授かったり、仲間と星を眺めたりと、なんだか現実に帰りたくなくなるようなイベント盛りだくさんなゲームです。
グラフィックはトゥーン系に近く、優しい印象です。決して『圧倒的なグラフィック!』というわけではありませんがコンテンツの質が非常に優秀です。そしてボリュームが長い、長すぎる。無料でここまで出来るゲームは殆ど無いでしょう。
タイタニックの世界観をVRで再現!大迫力のVR体験
Titanic VR Demo
リリース日:2017年2月 ※現在は削除されています、
体験時間:10分程度
プレイスケール:着席・立位・ルームスケール
Kickstarterで支援を募っていた、タイタニックのVRシュミレーションゲームです。小舟に乗っている時にタイタニック号に遭遇したり、深海に沈んだタイタニック号を眺めたりすることができるデモ版です。
軽く引くレベルの上質過ぎるグラフィックや水面、水中のエフェクト、光と影の表現は見事な物でした。当時関心したことを覚えています。
体験時間は10分程度と非常に短いものでしたが、十分印象に残るソフトウェアでした。現在は新規ダウンロード、新規プレイができない状態であることが非常に残念。是非体験してもらいたかった作品です。
※現在は完成した有料版『Titanic VR』が1500円でプレイ可能です。
ユーザークリエイトなハチャメチャ世界を自由に探検
Janus VR
リリース日:2017年3月31日
体験時間:1時間以上
プレイスケール:着席・立位・ルームスケール
無限に広がるユーザークリエイト世界を自由にロード、冒険できるクリエイトツール&ブラウザーです。かなり大雑把なステージも多く荒っぽい作りの作品ですが、この無法地帯感がとてもイイ。
ジャンルの縛りがないため『無限に湧く骸骨をショットガンで倒すステージ』『知らない人と一緒にyoutubeを見る部屋』『無限に続くパステル迷宮で迷子になるステージ』など予想外の体験をすることができます。
「◯◯をプレイしたいから起動する」といった類のゲームではなく「刺激を求めてとりあえず起動」みたいな使い方が良いです。意外に面白いステージが転がっています。なおロードしすぎるとめちゃめちゃ重くなるので、適度に再起動しましょう。
ハイクオリティ脱出ゲーム!ギミックが豊富で飽きない
Belko VR: An Escape Room Experiment
リリース日:2017年3月3日
体験時間:30分程度
プレイスケール:立位・ルームスケール
上質なフリー脱出ゲームです。かなりの数のギミックがある上に制限時間が設定されているため、難易度が非常に高いです。グラフィックも無料ゲームにしては美しく、没入感がすごい。マジで閉じ込められている感覚になります。
最初は明るいオフィスなのですが、物語が進むと一気に暗い隔離部屋に・・・。雰囲気も薄暗く、普通に怖いです。(筆者はホラーが苦手)
全編英語で進行するので、語学知識がない人は脱出が難しいかもしれません。(分かってても結構難しい)テーブル下を覗き込んだり、棚の本を読んでみたりと、VRという特性を活かしたギミックも豊富であり、システムに関心する作品です。
大海原でセーリング体験!ヨット操作シミュレーター
VRSailing by BeTomorrow
リリース日:2017年1月13日
体験時間:15分程度
プレイスケール:立位・ルームスケール
クオリティの高いセーリング体験ができるVRシミュレーターです。ヨットに載って海を自由に移動できます。舵を取ることで操縦することも可能。波の表現なども良くできており見ていて心地よいです。
昼間、曇、夜など天候を変更することにも対応しており、切り替えると波の動きなども変化します。酔いやすい人にはオススメできませんが、ちょっとした気分転換に良い作品です。
実際にスーツを着るところから始まる、スパイダーマン体験
Spider-Man: Homecoming
リリース日:2017年7月1日
体験時間:15分程度
プレイスケール:立位・着席
スパイダーマン・ホームカミングの世界観を体験できるシュミュレーションアクションです。主人公ピーターになりきってアイアンマンに渡されたスーツを着るところから体験できます。
手首から出るクモの巣を使ったシューティング、引きつけ→ショットなどで遊ぶことができ、ちょっとしたアクシデントからのストーリーも体験できます。(クモの巣で鉄橋を持ち上げたり・・)
体験時間は少なく、大迫力の移動アクションなどもありませんが、ゲームの質としてはよくできている作品です。
もはや誰もが知っている?VRコミュニケーションアプリ
VRchat
リリース日:2017年2月1日
体験時間:無限
プレイスケール:立位・着席・ルームスケール
もはやVRをプレイしない人まで知っているレベルのコミュケーションツール『VRchat』。筆者は配信開始された直後にプレイしてみましたが、当時は現在のような日本のキャラクターで溢れている世界観ではありませんでした。
もっと外国人のコアな層で溢れていた感じ。その頃から比べると随分とステージやキャラクターの幅が広がった印象を受けます。これだけのコンテンツ量に成長したのは凄い。ユーザークリエイト空間系の成功例といえます。
私自身の評価が配信直後と現在で変わった珍しいVR作品です。
過去に紹介済みのハイクオリティVRゲーム
2017年1月~8月にリリースされた優秀な作品ですが、以前の記事『HTCVive対応のゲームソフト紹介』で解説しているタイトルとなります。詳しいレビューはそちらの記事をご覧いただければと思います。
RAYGUN COMMANDO VR
近未来シューティングゲーム。ステージ制のシステムと、実際に避けるワクワク感がたまらない。ガンとシールドを駆使してどこまでたどり着けるか、友人を競い合うのも非常に盛り上がります。
INFINITI VR
映像美の頂点とも言える雰囲気系VR。ロードがめちゃくちゃ長いですが、待つだけのことはある美しさに思わず息を呑みます。外車メーカーの宣伝用ソフトウェアですが、自然シミュレーターとして優秀です。
Freedom Locomotion VR
宝探しをしたり、街を散策したり、山登りもできちゃう自由系VR。登る、走るといったアクションに重点をおいており、世界を冒険している感が凄い。広大なマップに点在する『お宝アイテム』を探すミニゲームは難易度が非常に高いです。