Ryzenで作る!自作PC講座:高コスパ&ハイスペック【18年後期】

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今回は読者依頼の自作pc講座(見積もり)です。予算は10万円に抑えつつ、できるだけハイスペックなRyzen自作PCを作成します。バックナンバーはこちら→【2016】【2017】【2018】

毎年やっている企画記事なのですが「2018年後期版のAMD系バージョンを見てみたい」という要望がありましたため、Ryzen版で見積もりを組んでみました。

 本記事は『ハイスペック自作PCを低予算で組む!2018年』の派生記事です。まずはこちらから読んでいただけると内容がわかりやすいです。

機体のスペック目標とパーツの種類

今回のRyzen自作PCの目標としては、以下のようなスペックを目指します。一般的なユーザーであれば力を持て余すぐらいの組み方をします。

『最新の3Dゲームがゴリゴリ動く』
『動画の編集・エンコードが笑えるぐらい早くてサクサク』
『Vive・OculusなどのVRゲームがある程度快適に遊べる』

また、実際に予算に含めるパーツは下記の9点以下となります。(OS・キーボード・マウス・モニタ含まず、あくまでハード面のみ)よくあるBTO系PC販売みたいな予算構成です。

・CPU ・GPU
・マザーボード ・メモリ
・SSD ・HDD
・メディアドライブ
・電源 ・ケース

実際のパーツ構成:9種類

CPU

参考価格:約21000円

今回は堂々とRyzenCPUをチョイス。前回は渋々IntelCPUを搭載したためコストが増してしまいました。今回選んだRyzen5 2600はPasMarkスコア13441と非常に高スペックでありながら、お値段2万円前後とIntelを馬鹿にしてるような価格設定。

2018年版で搭載した”i7 7700”がお値段33000円でPassMarkスコア10782だということを考えると、如何に価格差があるかわかるかと思います。スコア÷値段でコスパを計算してみましょう。

Ryzen 2600 スコア13441 1円あたりのスコア→約0.640
core i7 7700 スコア 10782 1円あたりのスコア→約0.326
core i7 8700 スコア15268 1円あたりのスコア→約0.462 ※但し、対応マザーボードが異常に高い

如何でしょうか。Intel7700と比べると倍近いコスパです。Intel系CPUの半額の値段で買えると思って良いです。AMDが「何とかIntelに勝とう」と価格をドンドン下げている今がチャンス。

よく「AMD系CPUはわかっている人向け」とか言われますが、そんなもん”学生の頃、初自作PCでAMDを使った私”からすれば、名前が違うだけだよ。マジで。起動してしまえば対して変わらない。(使用者が少ないことによる情報不足という点はあります)

TDP65Wで非常に省電力&低発熱、pasMarkスコア13000超えという完全なオーバースペック。PUBGも、フォートナイトも、動画編集&エンコードも、黒い砂漠も、スペックが余ります。

GPU

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参考価格:約29000円

グラフィックボードは前回と同じくGTX1060-3GB版 ショートモデルをチョイス。これに関してはMikuMikuDanceなど大量のGPUメモリを消費するアプリケーションを使う場合は6GB版にしたほうが良いと思います。

しかし、6GB版となると性能は変わらないのにお値段が7000円ほどアップするという現実。2017年のマイニング需要急増によるGPU供給不足の影響がまだ収まっていないのでしょう。価格が異常に高いです。

性能的には、PUBG、その他サバイバル系ゲームの高画質設定、Unity系のゲーム開発、VRゲームなどで不自由がない構成にしています。なお、全てのVRゲームが綺麗に動く性能を求めるならばGTX1070以上にすることを推奨しています。

GPUの性能が必要となる目安順序高性能なVRゲーム>>>並程度のVRゲーム>>>>PUBG高設定>黒い砂漠普通設定>Unityゲーム開発(ビギナー)>>>>>動画編集>>2Dゲーム

VIVEPROなどを利用した高グラフィックスVRゲームは今回の構成では満足に遊べません。これは理解しておいてください。また、今回はショートもモデルを採用しケース内のエアフロー改善、手の入れやすさを考慮しています。

余談:「せっかくAMDで組むんだしRadeon系にしようかな…」とも考えたのですが、やはりGPUは発熱や値段、安定度を考えるとNVIDIA系が良いと思います。

マザーボード

参考価格:約6000円

ASROCKの激安マザーボードです。今回の予算構成に大きく貢献してくれています。対応TDPが65wまでなので、今回のRyzen5 2600が積めます。それ以上のTDPを持つモノは搭載不可ですので注意しましょう。

本機は約6000円のエントリーモデルでありながら、ウルトラM.2スロットも搭載しているかなり欲張りなモデル。一昔前だったら目玉が飛び出るような高性能です。

メモリスロットは2つですが、最大32GBまで詰めるので安心です。流石にここまで利用するユーザーは10万円で組まないでしょう。16GBでも余るぐらいです。

また、今回もATXではなくM-ATXサイズを選択しました。これによってケース内の隙間を大きくすることで、内部温度の改善、メンテナンスのしやすさ(手が入りやすい)を上げています。

 Ryzen5 2600は最新CPUですので、購入したマザボによってはアップデートが必要になる場合があります(今回紹介したモデルのAmazon販売品は最新にアプデ済の模様)。4月発売以降のマザボならアプデ不要で確実ですが、M-ATXサイズはありません。

メモリ

参考価格:約11000円

メモリは8GB積みます。ここ2年ほど異常な価格高騰が続いている為、馬鹿みたいに値段が高いです。お値段11000円ほど。2016年後半の段階では4000円で買えたので、如何に可笑しい値段か分かるかと思います。

ホントは16GB積みたいところですが、予算の関係で8GBで我慢です。しかしこれでもゲーム、VR、動画編集に不満はありません。満足に動作するラインです。また、最近のメモリは大半が永久保証になっているので安心です。

「最低16GBは積もう」みたいなことをよく聞きますが、アレは16GBが8000円で積めた時代に言っていた名残のようなもの。現在のコスパPCは8GBで十分でしょう。

 最悪、組んでみてメモリが足りないんじゃないか。と疑問に感じた場合は”付け足す”事が可能です。CPUみたいに組み替える必要はなく、カバーを空けて追加で挿すだけです。とりあえずは8GBで動かしてみましょう。

SSD

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参考価格:7000円

SSDは前回と同じく240GB版をチョイス。前回からさらに少し安くなりました。記憶装置関連は少しずつ値下がりしているようです。

容量が少々物足らないですが、後述するHDDで補いましょう。こちらのSSDは主にOSのインストールや高速起動が必要なゲームのインストールにのみ使用します。

基本的にはOSやメインのゲームにのみ用途を絞れば十分に容量は足ります。よくある”デスクトップにあらゆるファイルを乱雑に配置”するといったことは避けましょう。

 今回はマザーボードがM,2に対応していることから、M2接続の最新SSDにすることも検討したのですが、基盤への熱ダメージの心配などの観点から選択肢から外しました。もし、冒険してみたければWDS250G2B0Bあたりを買ってみると良いでしょう。

HDD

参考価格:7000円

OS以外の部分はこちらで補います。容量な3TB。ゲームインストールや動画データ、編集データなどはHDDで保存するようにしましょう。データ保存のドライブを分けておくと管理の面でも便利です。

最近のHDDは密度がかなり増していることもあり、リード200MB/sほど出るので、かなりストレスは少なくなりました。(筆者も最近4TBのHDDを購入してびっくりした…)

大容量の3Dゲーム(黒い砂漠など)をインストールする場所もHDDにするほうが良いでしょう。インストールの際にフォルダを変更してください。10万円という予算でハイスペPCを組むためには、このような細かい工夫が必要となります

 元々、大容量を必要としない用途で自作を予定している場合は、SSD500GB(14000円ぐらい)の1枚構成にしてHDDなしにするのも選択肢です。しかし500GBか240GB+3000GBかと考えるとコスパとしては微妙です。

メディアドライブ

参考価格:1800円

メディアドライブは激安のDVDドライブを選択。日立のスーパーマルチドライブを採用していますので、コレ一つで書き込み、読み込み共に不便は感じないでしょう。アマゾンでもベストセラーです。

主な利用目的はOSのインストールやゲームメディアのインストール、DVD作成などです。ブルーレイのインストールパッケージを採用している企業は殆ど無いので、ブルーレイドライブまで用意する必要はないでしょう。

また、近年ではネット回線を使ったダウンロード販売が主流ですので、もはやドライブは必要ないのかもしれません。OSのインストールもUSBメモリでできる時代です。

 PCを使ってブルーレイで映画鑑賞、アニメ鑑賞を目的としている場合はブルーレイ対応ドライブを買ったほうが良いでしょう。その場合はBH14NS58 BL BLKあたりがお勧めです。お値段7000円ぐらい。

電源

参考価格:4700円

電源は最低でも80+以上の品質を保証したモデルを購入しましょう。今回は600wで80+の製品をチョイス。容量は大きければ大きいほどよいです。基本的には容量を上げると値段が上がります。

容量が大きい=許容範囲が広いと思ってもらって大丈夫です。それほど安心ということ。電源周りは様々な不調のトラブルとなりやすいため、余裕を持って購入しましょう。(私は過去に失敗しています。)

今回の構成であれば500wもあれば全然大丈夫ですが、更に余裕を持って600wを選びました。これだけあれば、万が一品質差があったとしても持ちこたえるでしょう。

ケース

参考価格:4800円

ケースは激安のATX/m-ATX対応モノを選択。5000円しない値段で購入できます。基本的な機能は抑えておるので問題ないでしょう。アクリルパネルが嫌な場合はアクリルパネルなし版もマイナーチェンジで選択できます。

ここで注意してほしいのが、初心者はM-ATX専用のケースは購入しないほうにしてほしいということ。もちろん入るように作られているのですが、コンパクトモデルという位置づけなので内部がかなり狭いです。

自分の手を入れて作業するわけですから、入門者はATX対応ケースを買って、中にM-ATXを入れることで余裕をもって作業しましょう。熱処理の面でも絶対こっちのほうが良いです。

実は7700円も余るんだよ!ユーザーに合った”アップグレード案”

さて、今回の自作PCはRyzenCPUで組んだことによってかなり安くなりました。前回99900円ほどしたスペックより+2~3割上のCPU性能を持った構成で組んだのに、合計92300円です。

性能を上げたのに、7700円も余っているんです。恐ろしいコスパ。そこで今回は新企画として、ユーザーのお好みに合わせたアップグレード案を考えてみました。

パターン1:グラボをGTX1060 6GBにする

参考アップグレード価格:+7000円ぐらい

ちょうど10万ぐらいに合わせて、GTX1060を3GB→6GBにしちゃおうという案。MikuMikuDanceやUnityによる本格的なゲーム制作(VR制作など)を予定している場合は6GBにアップグレードしちゃいましょう。コスパは悪くなりますが、PCの活躍できる範囲が広がります。

パターン2:メモリを16GBにする

参考アップグレード価格:+10000円ぐらい

予算からちょっとオーバーしちゃうけど、どうせなら16GBのメモリで余裕あるPCを作ろうという案。並のVRゲームなどなら8GBでも余裕で動きますが、黒い砂漠など、一部大量のメモリを消費するゲームには16GBあったほうが安心です。

パターン3:ブルーレイドライブを取り付ける

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参考アップグレード価格:+5000円ぐらい

Blue-rayのアニメ見るんだい!!」という人向けにDVDドライブをBDドライブにアップグレードする案。BDの書き込みにも対応するので、BDライティングを予定している人にもお勧め。5,000円程度プラスすれば十分に対応できます。

余談かもしれませんが、1700円でキーボード&マウスセット、700円で無線LAN子機を買えば、ちょうど10万円ぐらいになります。

まとめ:Ryzenはコストパフォーマンス抜群

如何だったでしょうか。今回の予算案を纏めると以下のようになります。

・CPU:Ryzen5 2600 21000円
・GPU:GTX1060 3GB 29000円
・マザーボード:6000円
・メモリ:8GB 11000円
・SSD:240GB 7000円
・HDD:3000GB 7000円
・DVDドライブ:DVDドライブ 1800円
・電源:80+500w 4700円
・ケース:ATXケース 4800円
・アップグレード 5000円~

合計92300円+アップグレード

以上が見積もりとなります。今回はGPU、メモリの大幅な値段上昇があったのですが、それでも価格は前回より安くなりました。コストパフォーマンスは恐ろしく良いです。更に性能も2割増しなんだから凄い。

ぜひ、2018年版Intel自作PCの見積もりと比較してみてください。あまりの安さに驚きます。

日本にはRyzen(AMD)ユーザーが少なく、日本語のサイト情報も少ないため、組むのが不安と言うならばIntel系で組めばよいかと思いますが『とにかく安くしたいんだ!性能もいいやつで!』というのならば、この見積もり一択でしょう。

読者様に合った最適なパターンの参考になれば幸いです。最後までありがとうございました。

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『Ryzenで作る!自作PC講座:高コスパ&ハイスペック【18年後期】』へのコメント

  1. 名前:考える人 投稿日:2018/07/03(火) 14:33:48 ID:096c8be91 返信

    初めまして 
    Intelの記事と共に読ませていただきました。
    参考にさせていただきたいのですが OSが入ってないのはなぜでしょうか?
    そして初めて組むのですがRyzenで組んだ場合 
    組んだ後に起こるIntelじゃないが故の障害などがあれば教えて欲しいです。
    ド初心者ですので分かりやすく教えていただけると幸いです。

    • 名前:3touhei 投稿日:2018/07/03(火) 21:21:23 ID:70389cf55 返信

      コメントありがとうございます。

      この記事には2016年版→2017年版→2018年版→2018年版Ryzenと過去の記事の流れ(連載)がございまして、2016年当時に本体部分のハードウェアのみで10万円を目指すという企画からはじまったものという経緯がございます。
      そのため、当時や2017年、2018年との価格差、コストパフォーマンスの改善、もしくは悪化などが比較ができるように(10万円で過去と比べて何ができるのか)、毎年予算内に含める構成を大幅に変更することなく記事を執筆しております。ご了承ください。詳細なコンセプトは、記事内にも掲載しているように、メイン記事である2018年版や過去作をご覧頂ければと思います。

      ”障害”についてですが、記事内にも掲載しましたように、多くの自作ユーザーが使っているCPUメーカーはIntelのものとなります。そのため、Ryzenでよく起こるトラブルを教えて!と周りに聞いても誰も知らなかったり、ネットで検索しても解決策が全く探せなかったりと、とにかく情報量が少ないという”障害”は存在します。この点につきましては、海外フォーラム等を参考にできる語学力、翻訳力、サーチ力があれば特に問題はないかと私は考えております。

      また、Ryzenは比較的新しい仕組みを採用しているCPUのため、ソフトウェアメーカー側の対応が追いついていない側面もある程度は存在ます。この点は使用用途に大きく左右される問題であり、また、メーカー側もしっかり対応していることも多々あることから、事実を確認するには、貴方が実際に使いたいソフトウェアのメーカー、またはアプリ開発者に問い合わせるのが一番です。この項目については、私自身も全てのソフトウェアに精通している訳ではないことから、問い合わせを推奨するしかない状況です。
      しかし、AMD自身も大手ソフトウェアメーカーに無償で大量のRyzenCPUを配るなど大規模な行動に出ていますので、この状況は改善する、もしくは既に問題ない可能性があります。

      基本的に”Ryzenだからダメだった”というピンポイントな結果になることはあまりないと思います。大抵はマザーボードやメモリ、電源、中古パーツなど様々なパーツが組み合わさって不具合を起こしています。となると、「Intelで組んでもダメなときはダメじゃん」というのが私の意見です。

      難しい文章が並び、申し訳ありません。用語や、ここは?という部分は私よりメーカーや大手メディア様のほうが何倍も詳しく解説されていますので、疑問点を検索等で調べながら、少しずつ、自身の理解を深めていっていただければと思います。この度は記事をお読みいただき、ありがとうございました。

  2. 名前:考える人 投稿日:2018/07/04(水) 10:29:06 ID:593fd5fdd 返信

    丁寧な回答ありがとうございました。
    返信くださるまでに記事を読み返していたところ 
    少し的外れな質問をしてしまったか..と思っていましたが
    丁寧に説明していただき初めてですが 自作を組んでみようと思いました。
    悩むこともまた1つの楽しみと捉え1歩踏み出してみようと思います。
    回答、記事共にとても参考になりました。

  3. 名前:らら 投稿日:2018/07/04(水) 15:21:37 ID:d50a95c03 返信

    初めまして。
    自作PCに興味があってもなかなか手が出せずにいましたが、こちらの記事を読み、思い切ってやってみようと思っています。ゲームをするので出来れば簡易水冷は付けたいと思っていましたが、今回ご紹介の一式に付けるにはどういったものが良いかなど何かお勧めはございませんでしょうか。又、水冷の効果・価格など含め、何かお考えがあればぜひ参考にさせて頂きたくお願い致します。

    • 名前:3touhei 投稿日:2018/07/04(水) 16:45:21 ID:1aa1864ab 返信

      コメントありがとうございます。

      記事内にも掲載しておりますが、今回のRyzen自作PC記事は”予算10万円で作る2018年自作PC”の派生記事であり、コンセプト等も共有しております。
      ”2018年自作記事”もしくは2017年記事内で紹介しておりますように、”このCPUでもかなりのオーバースペック”で搭載しており、むしろ余るぐらいの性能で組んでおります。それによって”そもそも装備を足してまで冷却するような動きをさせない”ように考えてあります。(詳細は2018年、2017年を参照)

      ゲーム=水冷、といった考えをお持ちであるかと文章を読む限りでは感じますが、そもそも”何のゲームをするか”でリソースの消費量は大幅に変わるものです。(1のゲームもあれば100のゲームもある。)
      PUBGを最高画質でプレイする程度であれば、まず、水冷装備を装着するような発熱はこの構成では起こりませんし、現状それの倍のスペックを要求するようなVivePRO+ハイエンドVRゲームを可動させている私の環境ですら吸気多めの内気圧高めの空冷です。

      コメントを読んでいる感覚では、おそらく自作することははじめてかと思いますが、初めてで、内部の構造に触れることも経験がない状態で”水”を扱う(正確には真水ではないですが)、もしくは”水漏れと戦う”。ことを検討するということはかなりのチャレンジャーです。メンテナンスの面で”かなり”おすすめできません。
      はじめて組む人に”オススメできない”から”あえて”必要のない構成で組んでいる、ということをわかってほしいです。推奨していない装備ですので、安易にパーツを紹介できません。ご了承ください。

      そもそもTDP65Wという非常にエコ、低発熱なCPU&ノートPCなどにも採用されているGTX1060を搭載することをベースに構成している見積もりですので、冷却に異常に神経質になるスペックではありません。コスト&メンテナンストラブルの確率を大幅に上げてまで組むことは推奨していないです。

      この装備で水冷を備えるとなると、それこそ”特に意味はないがカッコいいから積んでいる”みたいなことになりかねないです。(もちろん風力を削減することによりホコリ対策、省スペースを狙っているなら止めはしませんが…、そもそも風力はほかにもケース部など大量にございます、また”楽しさ・ロマン”なども考慮せず、コスパ重視です。)

      用語や、ここは?どうなの?とか、水冷に関することは私より何倍も詳しい方がTwitter、各種メディア様に大勢いますので、詳細はそちら側や、お近くの店舗に聞いてみるほうが良いかと思います。(基本的には水冷を買ってもらうほうが相乗効果で皆儲かるので、お勧めはするでしょうが…。)

      相変わらずのややこしい内容で申し訳ないです。もちろん、らら様が「水冷がいいんだ!」と気持ちが固いのならば止めるようなことはしませんが…。十数年自作をしている身としてこのようなアドバイスとさせていただきます。今後の自作ライフの参考になれば幸いです。

  4. 名前:らら 投稿日:2018/07/05(木) 10:04:36 ID:94798ee7c 返信

    とても丁寧なご説明で本当に有難うございます。
    夏を乗り切るには水冷でないと無理なのかな・・・と勝手に思っていたのですが、使わずに済むならその方が良いので、実はほっとしております。
    ノートPCで黒い砂漠というゲームをしており、発火するのではと思うくらい熱くなる時があり毎日びくびくしているもので、早速部品を買いそろえようと思います。
    わかりやすい記事でとても助かります。有難うございました。

    • 名前:3touhei 投稿日:2018/07/05(木) 10:43:58 ID:1928e45f5 返信

      なるほど、黒い砂漠をプレイしているのですね。
      あのゲームは少々特殊でして、メモリに大量のデータを読み込むので、8GBでももちろん満足に動きますが、設定次第では16GB積んでおいたほうが良いとされています。参考までに。

      ノートPC、熱くなりますよね…。ノートは構造的に熱が逃げにくいので、どうしても本体全体が怖いぐらいに熱くなります。グラボ積みのモデルならなおさらです。
      その点、ATXサイズで組んだデスクトップというものは熱処理の面で非常に有利です。空間が広いので、ノートのようなことは滅多に起こりません。
      40度を超えるような地獄絵図の室内で使用するとなると話は変わってしまいますが…。人間がある程度快適に過ごせる室温で可動させる分には全く問題ないでしょう。

      ケースのファンをしっかり、多めに、内圧低めに回しておけば夏でも大丈夫です。定期的にケース内のホコリだけ取るようにしましょう。
      満足のいく自作PCが作れることを祈っております。記事をお読みいただき、ありがとうございました。

  5. 名前:ナツ 投稿日:2018/09/18(火) 03:10:24 ID:a3486a7b3 返信

    私はBTOパソコンも自作パソコンも未経験で、この度、この記事を見て自作パソコンを組もうと思っているのですが、グラフィックボードを「MSI オリジナルクーリングシステム TWINFROZR VI 搭載 GeForce GTX 1070グラフィックボード GeForce GTX 1070 GAMING X 8G」に変更、それにメモリをパターン2の16GBに変更して、その他の構成は記事の通りの構成で組もうと考えているのですが、可能でしょうか?また、変更後の構成だと、何かの支障がでたりすることはあるのでしょうか?

    • 名前:3touhei 投稿日:2018/09/19(水) 00:09:08 ID:2aa6b34c8 返信

      コメントありがとうございます。結論から言うと、とても良い構成だと思います。資金に余裕があるのであれば、GTX1070、メモリ16GBは理想のスペックです。VRゲームも快適に動くでしょう。
      ショートモデルではなくなるので、多少の窮屈さはあるかもしれませんが設置も問題ないかと思います。電源も600w80+で構成しているので許容範囲内かと思います。
      費用は増しますが、特に支障も無くGOODな構成です。
      グラボの大型化、高性能化によるエアフローの悪化や発熱の増加によって、真夏の排熱等が不安な場合は、排気を増やす(ケース大型ファン、ケース追加ファン、ケース高回転ファンなど)と安心です。その際は運用後のホコリに気をつけてください。マメに掃除したほうが良いです。