グーグルホームとアマゾンエコーの違い|何の機能が違うの?

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Googleホームをきっかけに、着々と知られつつある『スマートスピーカー』というジャンルですが、現状、日本で最も人気があるのは『GoogleHOME』と『Amazonecho』かと思います。

しかし「でも、それって何が違うの?」と思う人も多いはず、そこで今回はこの2種の違いを分類別に分けて比較してみました。※細かくてややこしい違いは省き、かなり大味に分類しています。

機能の違い

Amazon Echo (Newモデル)、チャコール (ファブリック)

まず一番に知ってもらいたいのが機能面の違いです。同じスマートスピーカーと言えど、できることに差があるのです。

他社連携アクション

例えば、『◯◯新聞の最新ニュースを読み上げ』だとか、他社との連携を兼ねた操作をどれだけ行えるか、というものです。これもGoogleとAmazonで結構違う。

Googleが20種程度を搭載して発売したのに対して、Amazonは265種を予め公開して発売しました。この差は正直凄い。圧倒的にAmazonのほうができることが多いと言わざる負えない状況。

「スシローの持ち帰り寿司」だとか「ピカチュウと話せる」だとか「関西電力の電気使用情報」だとか「ヤフー知恵袋」など、かなり幅広い範囲で連携しているので、正直数日では使いこなせないでしょう。もちろんニュースサイトにも多数対応。

一つ一つの連携完成度は若干GoogleHOMEが有利かもしれませんが、『数の暴力』と言わんばかりのAmazonのコンテンツ量は圧巻です。使用ももちろん無料です。

※これに関しては、アップデートで増えていく物でもあるので、あくまで現状、発売当初の評価となります。また、Googleが自動で追加されるのに対し、Amazonは自分で追加する必要があるなど、違いがあります。

Amazonで注文できる

Amazon純正ならではといったことろでしょうか。AmazonechoはAmazonのサイトでクリックしなくても音声で注文することができます。「アレクサ、PS4本体を買って」といった命令でしょうか。

しかし、コレに関しては日本語の対応が未熟であり、注文までスムーズにいかない場合がまだまだ多いようです。実用化まではできてない様子。これからのアップデートに期待です。

なお、Googleでは現在このようなシステムはありませんが、アップデートによって他社連携アクションとして取り入れられる可能性はあります。

スマートホームハブ機能

名前を聞くと分かりにくいですが、簡単に言うと『将来的に発売される家電を音声認識でオンオフしたり、操作したりできる連携機能』です。今はまだ、日本で実際に動かすことができる物は少ないようです。

元々操作連携機能を備えた『スマート家電』はGoogleでもAmazonでも操作することが可能なのですが(電子機器側がGoogleやAmazonに対応する)スマートスピーカー自体がハブとなり対応機種を操作可能なシステムがAmazonechoPlusに備わっている、と言えばいいのでしょうか。

具体的には『ZigBee』に対応した機器をハブ等を経由せずに操作可能、ということです。

どちらにせよ、日本のリモコン等への対応がまだ未熟なのでこれからの技術と言えるでしょう。将来的に使いたい場合はAmazonechoPlusを買っておけば安心です。と言いたのですが、結局GoogleにもAmazonにも対応する機械が多くでてきそうです。

価格の違い

Amazon Echo Dot (Newモデル)、ブラック

機種ラインナップが数種類あることで価格にも差が出ています。機種の性能差と価格の比較をしてみましょう。基本的には、値段帯が違うことによって音質、本体サイズが違うと考えれば良いようです。

GoogleHOMEとMini

まず大きな違いは、本体サイズとスピーカーの大きさです。Miniのほうが小さく、スピーカーも小型のものが搭載されています。その為音質面を考えるとHomeのほうが良いです。サイズ感も結構違います。

また、本体カラーが違うのも特徴です。Homeが1種なのに対し、Miniは3種から選べます。なぜMiniのほうが多いのかは謎ですが・・・。そして、最大の違いは価格です。14000円と6000円、と2倍以上の価格差が開いています。

この3点以外はタッチの性能やDCジャックがないなどの細かな違いのみとなり、余り気にならない範囲かと思います。やはり最大の違いは価格です。値段がこれだけ変わると、安い方に手を出しそうですね。

AmazonechoとDot、Plus

Amazonは3種展開です。主な違いは大きさです。Dot→echo→Plusの順で縦に長くなると言えば分かりやすいでしょうか。価格面でも同じ流れです。(5980円→11980円→17980円)

Dotはスピーカー機能を簡易にし、音質が悪い、音が軽いことを引き換えに小型化、低価格化した印象。5980円とGoogleHOMEMiniとほぼ同じ値段帯にして勝負している感じですね。機能面ではechoと違いはそれほどないようです。

一方、Plusのほうは音質の強化に加えて、スマートホーム機能を標準で装備。AIの動作で周辺の電子機器(証明など)をオンオフすることができるようになります。コレは便利。

音質の違い

音質にも2種で違いがあります。スマート『スピーカー』なので、音を聞く機会は多いでしょう。こちらも重要な項目です。GoogleHOMEとAmazonechoでは、Amazon側を評価する意見のほうが多いようです。

Googleの音質

GoogleHOME(miniではない)の音質は、よくも悪くも『低音を非常に重視した音質』との意見が多いようです。ドンドンと響くトランス系のサウンドには相性が良いですが、逆に言うとソレ以外の中音域、高音域がイマイチパッとしないという意見が多め。

そもそも音質ではなく音声認識技術や、AIの対応力のみを重視し、音楽をかけるようなことをしない人には、この項目は問題なさそうですが、室内用音楽プレイヤーとして活用することを考えている人は、一度その音質を確かめてみたほうが良さそうです。

Amazonの音質

一方でAmazonecho(Dot、Plusではない)の音質はというと、パっとみたサイズ感より重音、高音などが綺麗に出ている感じ、と評価する人が多いです。低音高音共にバランスが良く、音楽鑑賞であればこっちを選ぶ、といった意見が目立ちます。

更にAmazonの各種プライムサービスとの連動もあり、会員であれば非常に快適な音楽鑑賞ライフが送れそうです。言葉によって反応する動作も一度登録しておけば記憶してくれるので、思ったよりもスムーズに仕事をしてくれる印象。

その他の細かな違い

Amazon Echo Plus (Newモデル)、スマートホームハブ内蔵、ブラック

大多数が『そこまで気にしないわー』と思うような細かな違いも、ここに纏めておきます。

音声アシスタントが違う、反応が比較的シンプルなAmazon、1個ずつ指示を復唱してくれるGoogleなど。(逆に復唱がうっとおしい可能性も)

日本語の省略単語を拾う精度など、「アジカン」「ドリカム」「セカオワ」など。Googleのほうが少し拾ってくれやすい。

・海外Amazonエコーでは、本の読み上げが出来る。日本語にはまだ対応していない。Googleには類似する機能がない。

※本の読み上げ機能の違いなど、詳細な比較はTechslife様の紹介がわかりやすいです。↓

総評:そんなに変わらないぞ!

以上、非常にコンパクトにまとめた『違い』でしたが、如何だったでしょうか。今回は、『大多数の人間が買ってみて、違ったら困る部分がある特徴』をメインにまとめてみました。

逆に言うと、他の面に関しては『それほど問題になる違いではない』といった感じ。どちらも優秀なシステムを備えています。

私的には、『現状使えるアクション数』と『同価格帯における音質の違い』ぐらいが気になる部分でしょうか。正直、他の部分はあんまり違いを気にしないレベルかも。

今後の対応機種、連携機種の幅広さ(未来)では『GoogleHOME』に軍配が上がる可能性がありますが、現状での満足度であれば『Amazonecho』に軍配が上がりそうです。

※ちなみに、スマートスピーカーの世界シェアの約7割は『Amazonecho』だそうです。アマゾンさんすげぇよ・・・。

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