CHUWI『Hi9 Air』レビュー:高級感がアップした中華タブレット

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CHUWIから発売されている新作『Hi9 Air』を入手しましたのでレビューです。前モデルのHi9もレビューしておりますので、合わせてご覧頂ければ比較対象として良いと思います。

今回の”Hi9Air”は前モデルの8.4インチではなく10.1インチへと大幅サイズアップ。更にSoCもX20へとアップグレード。カメラなども底上げされた上でお値段はGEARBESTで2.3万円ほどと、かなりコスパの良いモデルとなっています。

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CHUWI Hi9 Airのスペック比較

Hi9 Hi9Airの詳細スペック比較表

  Hi9 Air Chuwi Hi9
画面   10.1インチ ips 8.4インチ ips
解像度   2560×1600 2560 x 1600
Soc   MTK Helio X20 2.3GHz MTK8173 4core 1.9GHz
GPU   ARM Mali-T880 PowerVR GX6250
システム   Android8.0 Android7.0
メモリ   4GB 4GB
ストレージ   64GB 64GB
カメラ   13MP 5MP 5MP 2MP
Bluetooth  4.2 4.0
WiFi  a/b/g/n/ac a/b/g/n/ac
microSD  対応 128GBまで 対応 128GBまで
SIM   DSDS あり
バッテリー  8000mAh 5000mAh
サイズ  24x17x7.9 550g 21.6×12.8×7.9 353g
その他   3.5イヤホンジャック 3.5イヤホンジャック
値段   2.3万円前後 2万円前後

上記がスペック比較表となります。Hi9より大幅にサイズアップした本機体。10.1インチの液晶にベゼルもそれなりに太いのでサイズ感はかなりデカイ。550グラムある本体はかなりズッシリした印象です。

OSはAndroid8.0をそのまま搭載。余分な機能がないので、日本のスマホメーカー機よりむしろ使いやすい。シンプルイズベストです。Bluetoothも4.2にパワーアップ。

更に本機はシムスロットが2つ搭載されています。DSDS(デュアルスタンバイ)も可能な面白いモデル。SDcardは別枠で挿せるのでDSDS+SDが利用可能です。

外見の印象:デカイが高級感は格段に上がっている

CHUWIお馴染みのダンボールカラーの箱が届きました。個人的にこのシンプルなパッケージは好きです。写真では伝わりませんがかなりデカイ箱です。エアーで厳重に梱包されていました。

また、商品がデカイからか分かりませんが、今回はDHLなどではなく『スコアジャパン』という謎の輸送会社経由→佐川急便で到着。再配達依頼もエラーが出るので不便でした。

早速開封。中身は思ったより小さい。液晶保護シートの上に保護シートが貼ってあるという謎の厳重梱包に苦笑い。もちろん保護は少ないより多いほうがいいのですが…。

細かく纏められた印刷物の中に注意書き込みのマニュアルがあったのですが、一部は日本語表記で記述してありました。日本へ輸出することも想定されているのでしょうか。

こちらが本体表面の写真。前作Hi9よりもベゼルは太くなっていて、野暮ったさというか、ゴツい感じがあるのは残念ですが、製品全体の高級感は大幅に向上しています。

作りの粗さを感じる部分がかなり減っており、Hi9で感じた本体のギシギシ感も全くなし。とても強固な個体になりました。綺麗なデザインに仕上がっている印象です。これなら日本でも売れる。

裏面はこんな感じ。今回は野外で撮影してみました。つや消しマットなブラックカラーがカッコいいです。CHUWIのロゴは掘られているワケではなくプリントです。13MPのカメラは上部に配置されています。

角が丸っこくなっているので持ちやすさもGood。しかし重いので片手で長時間持つのはキツイです。どこかに置いて使用するスタイルがメインになりそう。持ちながらゲームするのはツラかったです。

突起ボタン類は電源とボリューム上下のみのシンプル設計。押し心地もHi9よりアップしています。このモデルは横向きで使うことを前提に作られているため、ボタンは右サイドに設置されています。配置に慣れるのに時間がかかりそう。

また、SIMピンなどを使って押し込む初期化スイッチも用意されており、押し込むことで強制的に電源を切ることができます。フリーズした際に放電を待つ必要がなく、便利です。

10.1インチIPS液晶はかなり綺麗:Hi9より印象良し

10.1インチにサイズが引き上げられたIPS液晶は、解像度こそ据え置きですがかなり綺麗に映ります。これ、Hi9のモノとは違うメーカーのパネルを採用したのでしょうか。明らかにこっちのほうが綺麗です。

動画視聴と非常に相性がいい。コントラストもバッチリで黒もしっかり描写されています。この画面になら2万払う価値はあるかも。非常に良い液晶です。ついついyoutubeを連続視聴してしまった。

画面のことで少々気になった点としては、タッチパネルの反応が悪いこと。処理の問題なのか、ハードの問題なのか、デカイパネルを積んでいますし、コストの都合上仕方ないのかもしれませんが、品質は悪いです。

音ゲーなどをしていても反応が遅れることが多々ありますし、文字入力の際に一回のタップで2重タップ(文字が2回連続で打たれる)になることもしばしばあります。細かいタップ作業には向いていないです。

液晶の品質が良いだけに残念…。しかし2万円の安タブレットに求めるのは贅沢かもしれません。コスパを考えると妥当な性能です。

Hi9 Airでゲームプレイ:動画で分かるリアルベンチ

有名どころのゲームをプレイして、Hi9Airがどれだけゲームに向いているか確かめる項目。当サイトでお馴染みの力を入れている部分です。動画も撮影しているので合わせてチェックしてみてください。

撮影環境:Google Play Game
品質:720Pで録画

以下はゲームごとのプレイ詳細、感想、不満点などです。合わせてどうぞ。

リネレボ2

画質設定:全ての設定を『高』に変更

リネージュ2レボリューションをプレイしてみました。設定は高に変更してあります。動画を見ていただくと、ところどころカクついていつのが分かるかと思います。

ゲーム進行自体にプレイ不可な部分はありませんでした。十分ゲームはできますが、快適かと言われると微妙なライン。録画しながらのプレイはヌルヌルではありませんでした。

設定を下げたら問題なく遊べるかと思いますので、他MMOも低~中画質にする必要があるでしょう。

荒野行動

画質設定:デフォルト設定

サバイバルゲームもプレイしてみました。アクション性があるので機体のレスポンスが重要となります。感想としては、読み込みにかなり時間が掛かる印象。ストレージの速度が遅いのかな?

一旦ゲームロードしてしまえば普通に遊べました。特に動きが止まる場面もなかったです。車での移動もある程度は不満なし。流石にところどころカクつく場面もありましたが、十分プレイできる範囲です。

設定は最小まで落としたほうが良いでしょう。画質を上げるとプレイ不可な状態までレスポンスが落ちます。

デレステ

画質設定:3Dリッチに変更

アイドルマスターシンデレラガールズ:スターライトステージもプレイ。リッチ設定に変更の上でプレイしました。一曲遊べましたが、ところどころ処理落ちしている印象。流れが遅くなる場面が見受けられました。

設定を下げる必要があるでしょう。標準ぐらいにしたほうがスムーズに遊べます。

また、処理の問題なのかタッチパネルの問題なのかわかりませんが、タッチが綺麗に押せません。ちょっと遅れたり、2重になったりするようです。音ゲープレイには致命的でした。

PUBG mobile

画質設定:快適画質

最後にPUBGmobileもプレイ。比較的高スペックなスマホを要求するゲームです。設定は一番下の快適画質にしました。起動、プレイ共にスムーズ。特に不満もなかったです。

強いて言えば、グリグリすると若干カクつきを感じる場面があります。また、車移動時などは場面によってはカクつきが発生する印象。急な襲撃などには対応しきれない場合があります。

お遊びプレイ程度であれば十分に遊べるでしょう。ガチプレイ用の機体ではないです。

その他のゲーム

プレイはしたけど動画内にないもの、ちょっとだけ遊んだゲームを列挙しました。プレイしたいゲームの参考、比較などににどうぞ。

・シャドウバース:快適。ロードが遅いように感じるがプレイに不満なし。
・モンスト:快適。特に不満なし。
・OVERHIT:ムービーシーン、戦闘共に結構辛い。フリーズあり。
・どうぶつの森ポケットキャンプ:ちょっと重い。ストレスを感じる。

Hi9Airのベンチマーク結果

お次はHi9Airのベンチマーク結果です。今回は3種類のベンチマークで結果を比較しました。ゲームの実行動作、OSのレスポンスを考えるとかなりオーバーな数値が出ているような気がします…。

Antutu 7.0.9

結果:スコア 104719

思ったより高い数値が出ました。ついこの前にレビューしたNote5とそんなに変わらない数値。しかしNote5とのレスポンスには結構な差があります。(Note5のほうがレスポンスが良い)

なんだか、benchの時だけクロックを上げているのかな?と思う数値です。特に異常な発熱は感じませんでしたが、ゲームプレイの挙動などを見ていると違和感が残ります。

ちなみに、Hi9は88,544でした。純粋にスコアは向上しています。

Geekbench4

結果:シングル1,632 マルチ4,953

そんなわけねーだろ!とツッコミを入れたくなるぐらいの高性能。マジかよ…。普段遣いの操作レスポンスを考えると、もうちょっと低い印象。ベンチマークあんまり当てにならないね…。

Note5よりシングルもデュアルも上回っているのに、全ての操作性が圧倒的にモッサリです。なぜなのか…。なお、Hi9はシングル1467、マルチ2952です。

3DMark

結果:IceStormUnlimited 14084 slingShot 1018

最後に3DMarkをテスト。体感と最も近いスコアがでました。IceStormで14084。これが一番しっくりくるスコアな気がします。Note5が19,958でした。こんなもんでしょう。

前述しているAututuやgeekbenchと比べるとかなり差が開いた数値ですね。グラフィック性能が著しく低いということでしょうか。Hi9は13,231でした。あまり変わらないですね。

電源&バッテリー持ちを検証:Hi9より大幅に伸びました

これもレビューには大事なバッテリー持ちの項目。今回のHi9Airは10.1インチIPSということで電力消費も増えています。しかしその分積載バッテリーも8000mAhと前モデルから3000mAhもアップしています。

バッテリー持ち検証はいつもお馴染みのPCMark Work2.0BatteryLifeで行います。実使用に近い状態でBattery持ちを検証してくれるスグレモノです。

結果:7時間48分 輝度50%
参考:参考目安:mi6→10時間程度 5plus&Note5→12時間程度 hi9→4.5時間程度

上記結果となりました。前作Hi9の4.5時間という記録から大幅に向上。かなりバッテリー持ちが良くなりました。これだけデカイ画面を表示させながら7時間50分持てば大満足でしょう。良い結果です。

また、余談かもしれませんが、電源周り(アダプタ)はヨーロッパ仕様でした。日本では使えないので注意。変換アダプタを使うか、普通のAndroid用充電アダプタを買いましょう。ダイソーで売ってます。

充電コネクタは上部に設置されておりMicroUSBが採用されています。バッテリーが8000mAhということを考えると満充電までに結構な時間がかかる仕様です。十分余裕を持って充電するようにしましょう。

カメラ性能をテスト:野外での撮影はどうか

Hi9 Airは公式でもカメラ性能を推しています。背面カメラが13MP、全面が5MPとのことですが、実際の写真はどれほど綺麗なのでしょうか。検証してみました。

今回は昼間、夜景、室内と分けて撮影しました。色合いなどの品質を比べてみてください。

こちらが昼間に屋外で撮った写真。綺麗に撮れています。ちょっとだけ明るさが暗めな印象ですが、コントラストもまあまあ綺麗。画質もGOODです。細かいところもしっかり撮れています。

こちらが屋内の写真。やはり全体的に暗さが目立ちます。実世界よりちょっと暗めに撮れると思ったほうが良さそうです。

こちらが夜に撮った写真。そんなに悪くはない。アップしてみると若干の潰れが発生しています。ある程度明るさのある場所での撮影をメインにすると良いでしょう。

 これらの写真は記事上では縮小されています。元画像はこちらからご覧いただけます。→【001】 【002】 【003】

スピーカー周りの検証:音は微妙

お次はスピーカーの検証です。スピーカーはステレオ構成になっており、本体上部の両端に設置されています。大きさはかなり小さめです。

肝心の音はというと、かなりスカスカです。なんというか軽くて薄い感じ。音楽を聞くようなスピーカーではないです。ゲーム時の効果音を聞く程度であれば問題ないでしょう。

本機体はイヤホンジャックも搭載。作りの粗さが目立ちますが、ちゃんと機能します。音はちょっと籠もっている印象。悪くはないですが、良くもないです。

全体的にサウンド面はちょっと残念な感じでした。2万円弱で販売されていることもあり、音の方面にコストを掛けられなかったのかもしれません。その分、画面は非常に綺麗です。差が激しい…。

OSの動作は結構モッサリ:MediaTekのクセか?

Hi9の時も気になったのですが、OSの動作(ホーム画面やブラウジング、設定中など)がかなりモッサリです。ゲームをしているときはそんなに気にならないのですが、普段使いの操作が遅いです。

MediaTek系Socのクセのような感じなのでしょうか。同社のSocを搭載した低価格モデルは大体このような挙動をする気がします。

正直、ベンチマークのスコアがかなり良いだけに、この挙動には疑問が残ります。なんでこんなにも重いのでしょう…。操作に若干のストレスを感じるレベルです。

XiaomiのMIUIなどと比べるとダメなのかもしれませんが、5Plusなどのほうが圧倒的にヌルヌルです。あちらはストレスフリーでした。

この機体の操作性を『快適』と書いているレビュワーには疑問が残ります。ホントに触っているのか…?

SDcard、SIMスロットの場所に注意!所見では絶対わからない

これ、マジでわかんないです。1時間ぐらい本体を見て、説明書を見て、他の方のレビューを見ても分かんなかった…。絶妙に隠してあるんだよ…。

カメラ部周辺にあるカバーには見えないカバーをぐいっと引っ張るとパカっと外れます。イヤホン端子もあるし、カメラも埋め込んであるので、外れるなんて絶対気づかない。

『SIM挿せるって書いてあるのにスロットねーよ!表記間違ってるよ!』とクレームを入れかけました。危なかった。結構しっかりしたスロットがあります。SDも同時に挿せるのが有り難い。

そして、これに気づく間に色々なHi9Airレビューを見て回っていたのですが、筆者が確認した幾つかのサイトは『SIMも挿せるので~』なんて解説レビューをしているのですが、この構造に触れている人は誰もいない。

「これ、絶対ツッコミたくなるから!触ったら書くだろ!書けよ!わかんなかったよ!」となりましたのでここにしっかりとレビューしておきます。笑

総評:CHUWI Hi9 Airの性能良い点と悪い点

如何だったでしょうか。最後に今回のHi9Airの良かったポイントと微妙だったポイントを下記に纏めてみました。

■良かった点
・液晶がかなり綺麗、動画視聴に最適
・バッテリー持ちが良い、10.1インチとしては優秀
・思ったより3Dゲームが快適にできる
・2万円弱というコスパ
・高級感ある機体デザイン
■微妙な点
・サウンド周りが残念
・タッチ性能が悪いので音ゲーには向かない
・OS動作がちょっとモッサリ

こんな感じでしょうか。10.1インチIPSの美しいタブレットが2万円ちょっとで買える、というコストパフォーマンス性に優れたタブレットでした。

コストを抑えている分ちょっと物足りない箇所もありますが、使い方によっては気にならない部分でしょう。面白い大型タブレットでした。

最後までありがとうございました。CHUWI Hi9 AirはGEARBESTで2万円ちょっとで入手可能です。↓

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