Redmi5が発売されてから半年も経っていないような気がしますが…。Xiaomiが低価格スマートフォンの新作である『Redmi 6』『Redmi 6A』を発表しました。
本機体はメモリ3GB~4GB、MediaTek製のSocであるHelio A22/P22を搭載した激安モデル。中国国内での販売価格はまさかの1万400円前後~。新作でこの値段は安すぎる…。発表情報を纏めました。
Xiaomi Redmi 6/6A 詳細スペック
Redmi6/6Aの詳細スペック比較表
Redmi 6A | Redmi 6 | |
---|---|---|
画面 | 5.45インチ | 5.45インチ |
解像度 | 1440×720 | 1440×720 |
Soc | Helio A22 | Helio P22 2.0GHzx8 |
GPU | PowerVR | PowerVR |
システム | Android MIUI9 | Android MIUI9 |
メモリ | 2GB | 3GB/4GB |
ストレージ | 16GB | 32GB/64GB |
カメラ | 5MP + 13MP | 5MP+12MP Dual |
Bluetooth | 4.2 | 4.2 |
SIM | dual nano SIM DSDV | dual nano SIM DSDV |
バッテリー | 3000mAh | 3000mAh |
その他 | 認証、SD対応 | 認証 、SD対応 |
カラー | 4色 | 4色 |
価格 | 1万400円~ | 1万3800円~ |
上記が6/6Aのスペック情報となります。MediaTek社の新作SocであるHelloA22/P22を搭載しているのが目玉でしょうか。そして両機種共に値段設定が異様に安い。
6Aは1万円という激安価格ですが、メモリ2GB、ストレージ16GBとちょっと物足りないスペック。MIUIの最適化によってメモリ2GBでも快適に動くようにするとのことです。SDに対応しているのでストレージはなんとかなりそう。
更に注目すべきポイントが両機種共に『DSDVに対応している』こと。つまりデュアルシム+Dual4Ḡ待受が可能ということです。コレは凄い。Mi6とかだと4g+3g待受にしか対応していません。
画面は両機種5.45インチ液晶ディスプレイを採用。従来の5インチ程度の大きさになるとのことですので、今回のデザインは小さめな印象です。コンパクトモデルという位置づけでしょうか。
新発表、初搭載のHelio A22/P22が気になる
今回のRedmi6発表と同時にMediaTekでも発表されたHelio A22/P22というエントリーSoc。まだ搭載している端末がないので性能は未知数です。Xiaomi側の発表によると、A22はSnapdragon 430を30%以上上回る性能とのこと。
となると、Snapdragon430がAntutuスコア34300ぐらいですから、A22はAntutu44600ぐらいのスコアは出るということでしょうか?AntutuはGPUとの総合benchmarkですので正確な数値はわかりませんが、1万円のスマホでこれだけ出れば十分です。期待できそう。
一方、13800円のRedmi6に搭載されるP22はA22の上位モデルという位置づけになっているようです。こちらはSnapdragon625と同等かほんのちょっと下回る性能になるとのことです。
当サイトでレビューしたRedmi5PlusがSnapdragon625です。Antutuスコア75975ですので、P22はこれと同等か、ちょい下ぐらいの性能です。70000点ぐらいは出してくれるでしょうか。13800円(あくまで中国内価格ですが…)でこの性能は驚異です。
更に、A22/P22共に電力消費も抑えられているようであり、比較対象のSnapdragon系Socより最大48%もエコに活動できるとアピールしていました。
『Redmi 6A』は1万円弱でありながらも顔認証対応
激安価格で登場予定のRedmi6Aは全面カメラでの顔認証に対応するようです。マジかよ…、さすがに安全性に不安が残ります。写真で解除出来たりしなければ良いのですが…。
背面カメラはシングル構成の1300万画素です。画素数は十分ですが、美しい写真が取れるかは使ってみないとわからないですね。なお、前面は500万画素です。深層学習技術によってポートレート風に撮影ができるとのこと。
そして、後述するRedmi6にも言えることですがサイズ感がちょうど良い印象です。5.45インチのわりには高さ147x横幅71となかなかコンパクト。ポケットにも楽に入るサイズです。
先程のスペック表にも記述しましたが、6Aはストレージとメモリが気になるところ。せめて3GBあれば…と感じました。SDカードはSIM2スロットと共通使用になるようです。
『Redmi 6』はミドルクラスに匹敵する性能を持つモデル
今回の発表で注目すべきなのが『Redmi 6』です。13800円という価格でSnapdragon625程度のSocを備えるのは純粋に凄い。メチャ安い。日本でも2万円以内で入手できるでしょう。
さらに、Redmi6はデュアルカメラ搭載です。嘘やん…。具体的には5mp+12mpの背面カメラを搭載。ポートレート撮影を可能にします。Xiaomi、もうちょっと利益取ってもいいんじゃないか。
メモリは3GBと4GBを選択可能。ストレージも32GB/64GBと申し分なし。SDカードにも対応しているので大抵のユーザーは問題ないでしょう。また、持っただけでスリープ復帰+顔認証など、細かいシステムも備える模様。
個人的にかなり気になるモデル。4GB/64GB版でも17000円程度と破格の安さです。中国旅行に行った友人についでに買ってきて欲しいレベル…。
総評 コスパ重視派には相性バツグンのモデルとなりそう
如何だったでしょうか。今回のRedmi6/6Aはとにかく”価格の安さ”に目が行くモデル展開となりました。6に至ってはデュアルカメラ搭載で1.4万円程度です。19800円ぐらいで日本で公式販売したらバカ売れするんじゃないだろうか…。
発表会内では上記の情報に加えて、100kgの人間2人が乗っても壊れないことや、本体のディスプレイ部でクルミを割ってみたりとユニークな耐久性アピールをしていました。結構頑丈に作られているようです。
6月15日から発売されるとのことですので、間もなくGEARBESTやGeekbuyingに並ぶと思います。デュアル4Gスタンバイできるサブスマートフォンとして如何でしょうか。
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