”中国のApple”とも呼ばれる優秀なスマートフォンメーカーである『Xiaomi』が日本に本格参入することが濃厚となりました。続々と日本に対する動きがリークされています。
筆者は以前にも『なぜXiaomiは日本に来ないのか?』という記事を執筆しましたが、当時書いた「2019年中には動きがあるだろう」という予想が当たることとなりそうです。今回は最新の流れを纏めました。
Xiaomiが法人登記したと噂になった
2018年8月後半、国税庁法人番号公表サイトにて、Xiaomiが日本法人登記したことが確認できると話題になりました。情報元は一般的な日本のブログサイトのようです。
一時期はTwitterでかなりの拡散が起こり、私自身もフォロー中の皆様のリツイートから発見することとなりました。
確認してみると、確かに”小米日本合同会社”の文字が確認できました。Amazonなどと同じく合同会社形式で日本へ進出してくるようです。なお、登録日は8月6日となっていました。かなり最近ですね。よく発見したものです。
所在地は東京の日本橋。都会のど真ん中です。既に場所は押さえてあったようですね。このような動きは2019年中になってからだと筆者は予測していたのですが…。展開が少々早いようです。
OPPOも8月に法人登記、翌年4月に日本向けのスマホを発売したという流れを考えるとXiaomiも2019年中にスマートフォンを投入する可能性は大いにあります。
日本ドコモとセルラーネットワークの契約を締結した?
Mobile World Liveが伝えた情報によると、Xiaomiはドコモが所有する「セルラーネートワーク特許」の許諾契約を締結したとのことです。分かりやすく言うと、”携帯電話の通信関係の特許”です。
海外メーカーが日本に進出した際にこの特許が原因で、”特許侵害として訴えられる”ことがあります。これを回避するために、予め許諾契約を締結しておいた。ということだと考えられます。
このような事例は実際に海外でも多発しており、参入した中国メーカーが次々と訴えられるといった事態も過去に発生しています。今回の動きは、これを避けるためのものではないでしょうか。
決して「ドコモからXiaomiが発売される!!」という確定情報ではないので注意です。しかし、このような動きを事前に起こしていることを考えると、近い内にdocomo回線系から発売されるのを予想するは不自然ではないです。
最近はOPPOの日本進出・発売という動きもありました。今後の中国系ブランドスマホの動向に期待大ですね…!。
以前までは、戦略的に日本は含まれていないかと思われていた
Xiaomiは、中国やインドなど急成長したIT大国をメインに格安帯&高品質、利益率無視のスマートフォンを売るような特殊な戦略がメインでした。
この傾向はCEOのレイジュン氏も語ったことがあり、Xiaomiのスマートフォン利益率は5%に留めると宣言したこともあります。その分、価格を下げるということです。このような低価格思考によって、実際に世界で大ヒットしています。
上記のような背景があり、Xiaomiのスマートフォンは値段からは想像できないスペックと品質を備えています。さすが世界5位のスマートフォンメーカー。
日本で売っていても可笑しくないはずですが…。日本ではTJC株式会社が代理店としてイヤホンなどを販売するのみ。スマートフォンなどの通信機器は販売されていません。
世界的にも費用面やシステム的な面で反感を食らっている”技適”の問題などもあり、低価格で販売することが難しい国なのではないか、と筆者は考えていました。
しかし今回のこの動き、明らかに日本に来る流れです。”圧倒的な低価格”で登場するのかは不明ですが、ぜひ世界基準の価格でお願いしたいところです。
個人的に繋がりのあるXiaomiや代理店からの情報は今の所無し
この記事を書いている人間(Web三等兵)は以前にXiaomiグローバル営業部長の方に連絡を頂いたことがあり、連絡を取り合っていますが、現時点では日本進出へ向けた動きについては連絡はありません。
代理店のTJC様とも繋がりはありますが、こちらも現時点では情報はなしです。機材関係の話から推測すると、今すぐの進出ではないことは確かです。
また、”Xiaomiのスマートフォン以外の分野についても知ってほしい”と言われたこともあります。この流れを考えると、日本のユーザーへ向けてのアプローチ手段を検討している段階であることが考えられるでしょう。
いずれは中国のように『Xiaomiストア』ができる日が来るのかもしれません。アップルストアよりは”無印良品”に近い感じ。ぜひ、日本人への最適なアプローチ手段を見つけて欲しいですね。
まとめ:時期は不明だが、確実に来る!
今回のXiaomiの一連の流れは『日本進出へ向けて着実に動き始めている』と言える情報ばかりでした。中でも法人登記情報などは確定的な情報であり、遠くない未来に会社として動き始めるということです。
セルラーネートワーク特許に関しても同じことが言えるでしょう。日本で何らかの携帯ビジネスを始めるために動いていることは間違いないということです。それがスマートフォンであることを願うばかりです。
2,018年5月の世界スマホ販売台数では、1位3位Apple、2位Samsungに続いて4位にまで上り詰めたXiaomi。日本で名前を聞く日が来るのもかなり近いのかもしれません。
関連する記事
コメント
まさか次作のフラッグシップで来るのか…?
来るとしたらMi 9かな?
カメラ48MPかも知れないし、画素数に妙に惹かれる日本人に合ってるかもw