ロビットより発売されている自動カーテン開閉マシン『めざましカーテン mornin’ plus』を実際に一ヶ月使ってみたので、その快適度や便利性を紹介したいと思います。本製品は全国の家電量販店やAmazonで購入可能であり、お値段は7500円ほどとなっています。
“電動カーテン開閉器”は国内では意外と少ないマニアック装置
『めざましカーテン mornin’ plus』は”自動でカーテンが開いたり閉まったりする、リモコン操作も可能”という特殊なジャンルの電化製品です。大きい括りでは家具、IOTになるのでしょうか。
この手の『電動カーテンレール』『カーテン開閉器』というジャンルの製品自体が日本ではあまり普及しておらず、国内で入手できる製品も数が少ないです。
大手としてはニトリさんが電動カーテンレールを格安で販売していますが、現在は在庫も少なく(やや撤退気味)安いと行っても1万円~2万円程度するものです。
その他の製品としてはナスノスのレールが有名ですが、激安と謳われている製品で2.5万円ほどです。このジャンルの製品は非常に価格帯が高いのです。
そんな中でロビットが発売した『めざましカーテン mornin+』はお値段7500円と競合より安く、更にはカーテンレールを取り替えなくても良いという後付タイプの機器なんです。これは魅力的。
というわけで早速製品の仕組みを解説していきます。
mornin+はスマホ連携を備えた完全ワイヤレス装置
モーニンプラスはテイクアウトカップ(小)程度の非常にコンパクトな製品です。単3電池3つで駆動するので電源コード不要なワイヤレス構造なことに加えて設定は全てスマホで完結させるので本体操作も不要。
上部には既存のカーテンレールに差し込むローラーがあり、ボタンを押し込むと”横向き”になるのでレールに押し込んで取り付けるだけ。指をボタンから離すと”縦向き”に戻るのでレールにガッチリハマります。
取り付けはこれだけ。電動カーテンレールがアホらしく思えるレベルで簡単。本体もカーテンの裏に隠れるので見た目も気になりません。そのまま電源を入れてスマホとペアリングすれば設定の調整に移れます。
設定画面ではオープン時とクローズ時に“どれだけのパワーで何秒駆動させるか”を設定することができます。ここで自分のカーテンとの相性や重さなどを確かめながらぴったりレール幅に合うように調整します。
文章だけを読むと難しそうに感じますが、”スタートとストップを押すだけ”で設定をしてくれるかんたんモードがあるので、こちらを使えば調整に悩むことはないでしょう。
無事設定が終わればスマホアプリで『オープン』『クローズ』が操作できるようになります。
“スケジュール自動開閉機能”で広がる可能性
さて、上記で紹介したように、モーニンプラスは”カーテンを開けたり締めたりするだけ“の装置です。「これだけに7500円も使ったの?」と思う方も多いでしょう。そこで”如何にこの装置が7500円の価値があるか”を解説したいと思います。
モーニンプラスはスマホでの単純なオープン・クローズ操作に加えて“スケジュール実行機能”も備えています。具体的には『8時にカーテンをオープン』とか『14時にカーテンをクローズ』といったスケジュール予約です。
これを使って、朝の起きづらい時間帯に勝手にカーテンが開くようにしたり、日光の強い昼過ぎにはカーテンが閉まるようにしたりといった操作が可能になるんです。
もちろん、”土日はカーテンを開けない“といった曜日指定も可能。しかも一回設定してしまえば、内部時計とメモリで動作するので、最終的にスマホも不要という徹底した快適なシステム。(たまーに連携して内部時計のズレ補正は必要らしいが。)
筆者は異常に朝の起床に弱く、仕事のある日は無理やりにでも起きているのですが、休みの日などは昼過ぎまで寝ていたりすることが多いのです。
そんな日々を少しでも変えるために、起きたい時間の30分前に朝日をしっかり浴びれるようにこの装置を導入しています。日光を目覚まし代わりにすることができるワケ。結果、より自然で快適な起床ができる生活になりました。
もちろん、昼過ぎには勝手に閉まるように設定しているので、真夏の日光に苦しむこともないです。これは季節によって変えればいいと思います。
さらに、スケジュール機能の応用として、長期外泊時の防犯にも使えます。設定した好きな時間に開閉することができるので空き巣防止に大変有効です。”長いこと家に居ない”という静止した状態を避けることが可能です。
また、我が家ではスマートリモコンを導入しているので、外出先からでもシーリングライトやエアコン、テレビの操作が行なえます。このダブル構造の仕組みによって、”誰も居ないのにメチャメチャ家が動いている状況”が作れます。笑
モーターガジェットとしても有用かもしれない
完全に非公式な話になりますが、この装置は『指定した曜日、時間に強力なモーターをパワー、秒数、回転方向を指定して実行可能な7500円のケーブルレスガジェット』として捉えることもできます。これ、かなり夢が広がると思いませんか?
本格的な改造が必要となりますが、風呂場の蛇口と連携すれば、モーニンプラスの回す力を応用して指定時間に自動でお湯貯め、お湯止めを実行することもできます。(既にIOT化が進んでる家屋では意味ないが…)
逆さに向けて補助輪をつければ指定時間に走らせる(移動させる)ことも可能です。家庭用格安3Dプリンターなどで装置をはめ込むケースや歯車を構成すれば、かなり面白いガジェットとして使えるような気がするのです。
morninは旧型より新型のほうがお勧め!
今回は『めざましカーテン mornin+』の紹介でした。非常にシンプルな動作を搭載した装置ですが、個人的満足度はかなり高いです。取り付けも簡単だし、値段も競合より安い。
なお、旧モデルとなる無印モーニンは5000円程度で入手可能ですが、ローラーが昇降(レール固定型)しないので、通常利用時に手動でカーテン開閉ができないという問題があります。
掃除の時や換気など、ちょっとした時に自分でカーテンを開けたいタイミングは必ずあるので、mornin+(待機時はローラーが引っ込む)のほうを購入することをオススメします。
駆動電源:単三乾電池3本 約6ヶ月持続
接続方式:Bluetooth 4.1
付属品:アルカリ乾電池3本
仕様表・公式:https://mornin.jp/
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