『Amazon Echo』アレクサに続々と追加される新機能に未来を感じる

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パソコン ハードウェア

筆数あるスマートスピーカーの中でダントツ1位の世界シェアを持っている『amazon echo』。筆者宅でも1月から大活躍しているデバイスです。Googlehomeの猛攻にも全く動じず次々と革新的な機能を提供し続けています。

そこで今回は、今もなお進化を続けているAlexaの最新機能と、これから実装される機能(英語圏で実装済のものも含む)を纏めてみました。

カスタマイズスキルの実装:ブラウザで簡単操作

米国で既に実装されている『Alexa Blueprints』という機能です。専用サイトに用意されている様々なスクリプトから、自分の好きな物を組み合わせてアレクサのスキルとして組み込めるというもの。

このシステム、ぱっと聞くと難しそうですが、そんなことは全く無く複雑な開発が一切必要ないという点が素晴らしい。来客者用のQ&Aを仕込んだり、登場人物を自由に決めてもらう物語を読ませたりと自由自在です。

名言集や単語帳のような仕組みを構築することも可能。テスト対策用に問題集を作って、クイズ形式で出題させることもできます。

またコレを使えば、職場に一台置いてあるアレクサに「ホッチキスはどこにある?」と聞けば「左端ラックの一番下のボックスの中です」などと返答させることも可能。一気に活用の幅が広がります。

個人的には日本での実装を一番期待している機能です。極めて個人的な内容、自分の自宅でしかわからないマイナーな内容の返答を作ることができるのは面白い。

一度質問があった際に、次の質問を予測できる機能

まだ実装予定段階のものですが、これも非常に未来的な機能です。「アレクサ、今日のニュースは?」と聞いた後に「昨日は?」と聞くだけで昨日のニュースを教えてくれるというシステム。「今日の天気は?」「明日は?」「明後日は?」という省略質問に対応します。

アメリカでアップデート追加された”フォローアップモード”(連続で問いかける際に”アレクサ”と何度も言わなくていい機能)を同時に有効にすることで”アレクサ”も省略できますので、より人間の応答に近い存在となるでしょう。

しかし、応用でありとあらゆる省略に順応するのは考えにくいので、手動でアップデート対応する機能となるでしょう。(アプデで省略できる単語が増えていくような感じ)完全に実装されるには時間がかかりそうですね。

これが一般に浸透すれば、まさにSF映画でみた”未来のデバイス”となりそうです。

4万を超えるスキルを必要に応じて自動で有効にする機能

スキルアービトレーションと呼ばれている新機能。これもまだ実装予定の段階です。アレクサはスキルをサードパーティが自由に開発できる環境の為、スキルを使うには予め端末でスキルをインストール、有効化しておく必要があります。

この一連の流れをアレクサに問いかけるだけで自動化してしまおうと言うもの。特定の質問や依頼などをトリガーとし、サードパーティ製のスキルが自動インストール、実行できるようになります。

例えば現在、日本のアレクサでは寿司を注文できたりしますが、スキルをインストールしないと起動しません。これが「アレクサ、寿司を注文したいんだけど」と問いかけるだけで自動的にインストール、実行可能になるということです。

スキルが増えれば増えるほど活躍の場が増える便利な機能ですが、検索する対象が増えるに連れて、競合の存在などが問題になる機能とも言えます。amazon自身もこれは試験的に、慎重に導入していくと言っているようです。

本の読み上げ機能(実装済)

これは日本でも2月に実装されている新機能です。Amazonといえば『本』でしょう。これの読み上げに対応するのは非常に親和性が高いです。具体的にはAmazonKindleで購入済みの本を指示することで読み上げてくれます。

操作も非常に簡単で「アレクサ、◯◯を読んで」と指示するだけ。検討するKindle本を探し出して読み上げを開始してくれます。再生、停止も音楽と同じようにできますし『2章から読んでもらう』といったことも可能。

更には就寝時におやすみタイマーを設定することもできるので『2時間だけ読んでもらう』といった汎用性の高い使い方ができます。これね、もうめちゃくちゃ便利。

素晴らしい機能ですが、残念ながら全てのKindle本に対応しているわけではなく、現在は活字メインの書籍のみの対応であり、漫画などには非対応です。音声に関しても感情を込めて読んでくれるわけではないのでそこは期待せずに…。

児童教育用スキル、言葉遣いを教えられる機能

アメリカで5月に導入予定の機能です。(日本は未定)通常の指示「アレクサ、電気つけて」などに追加して、「電気つけて、お願い」などのように、より丁寧な言葉を発することによってアレクサが褒めてくれるというもの。

要は、子供の問いかけに反応し「よく聞いてくれましたね」と穏やかな返答をするモードが追加されるとのことです。(アメリカでは教育プランなるモード?が存在する)

キチンと動作した指示に「アレクサ、ありがとう」とお礼を言うと「いえいえ、どういたしまして」などと返ってくるなど、より正しいコミュケーションを学ばせることができるようになるらしいです。

これだけに限らず、アメリカでは教育向けにアレクサを活用する動きが活発であり、それに対応した有料プランなども用意しているようです。確かに、料理中、掃除中など親が相手できない状況でも、その変わりとなってくれるシステムというのは面白い発想です。

音楽をシェアできる マルチルームミュージック機能

3月に追加された新機能です。別の部屋に設置されたAmazonechoから、全く同じ楽曲を再生できるというもの。家族使用やリッチに自宅に複数台置いている人なら役立つかもしれない?パーティー系システムとも呼べるものです。

個人的には使用用途が見つからない微妙な機能…。家族、兄弟などで一台ずつ所有しているユーザーなら使う機会があるのでしょうか。シェアハウスや音楽関係の場で活用する場合はうまく機能しそうなシステムです。

まとめ:Amazon Echoは、まだまだ活躍の場が広がりそう

如何だったでしょうか。Amazon Echoはまさに「かゆいところに手が届く」存在になろうとしていると感じました。ユーザーの「こんな機能があったらいいのに」を日々形にしているといったら良いでしょうか。

サードパーティ製のスキルが無限に生まれてくるのもAlexaの素晴らしい特徴です。情報ニュース系のスキルなど非常に有能なものから『ピカチュウとお話できる』だけの面白さ全振りのものまで、スキル一つ一つに個性があります。

4月から一般販売も開始されたことですし、これを機会にAmazon Echoに一度触れてみては如何でしょうか。最後までありがとうございました。

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