最先端スマートグラスが販売間近!”Focals”と過去の名機を比べる

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スマートグラス業界は長らく発表→中止、停止などの流れが続いている苦戦業界ともいえます。数々の製品は発表されども、実際に日常生活で使えるほどの軽さ、デザインを実現したものはほぼありません。

そんな中、ついに”実用可能”なまで届きそうなスマートグラス『Focals』が発表されました。今回は過去の名機を振り返りながら、新デバイスの”Focals”の魅力を解説します。

スマートグラスといえば、Googleが最も有名?

スマートグラスという単語を耳にすれば、まず浮かんでくる端末が『Google Glass』ではないでしょうか。2012年に発表され、世界で大きく注目を集めました。

透過ディスプレイを右側に搭載し、これを現実に合成することによってARのような映像表現を実現していました。カメラや音声認識も搭載し、「OKGlassGoogle」と話かけることで現在の音声アシスタントのような動作をさせることも可能でした。

写真・動画撮影も標準搭載しており、HD画質の動画をいつでも録画開始することが可能。内蔵ストレージに保存できました。この機能があまりにも便利&自然すぎるため、撮影禁止の場所での撮影などが問題になりました。

他にもマップを表示させて案内地図を出すことが可能だったりと、まさに未来のデバイス。実際に2013年から一般のテスターや一部消費者向けに販売が開始されていました。

しかし2015年になって突如販売中止の発表があり、その後開発の話もリークせず、以降2年ほど音沙汰が無い状態が続いていました。

2017年になり、法人や企業向けに新型が発表されることとなりましたが、あくまで業務用途に限った利用を目的としたデバイスという位置づけになっており、個人への販売を再開する予定はないようです。

このような経緯から、『GoogleGlass』は現在では入手できないデバイスとなっています。うーん。残念。

Intelが開発した”絶対にメガネにしか見えない”デバイス

GoogleGlassの個人向け販売が中止されてから3年後の2018年、突如Intelが新型スマートグラス『Vaunt』を発表しました。この業界は長らく停滞が続いていたため、久々の最新ニュースです。

『Vaunt』は従来のスマートグラスのような、明らかに未来を感じる邪魔なパーツは全く確認できず、至って普通のサイズのメガネにしか見えません。ホント、JINSに売ってそうな普通のメガネ。

この”超薄型化”にはワケがあり、映像投影を従来のようなディスプレイ方式ではなく、『網膜投射方式』にしているからとのこと。要は目にレーザー当てるんですよ。

もちろん、人体に全く影響がない程度の光を採用し、なおかつ右下に投射するので普段は見えていないらしい。右下を覗くようにすることではじめて見ることができるシステム。無線接続したスマホの画面などを投射できるようです。

眼球に投射するので大きな装置を用意する必要がなく、メガネもそのまま使うことができます。勿論、遠近レンズを入れることもできるとのこと。これは面白い。

しかし、眼球に投射するタイプのため、個人に合った調整をする必要があるようであり、その人専用になってしまう弱点もあるようです。ネット販売などは難しいかも…。

アイデア、デザインとしては大変素晴らしく、期待が持てるデバイスでしたが、こちらも開発の中止が既に発表されています。個人的に一番欲しいデザインだっただけに非常に残念。

新作グラス”Focals”は限りなく普通のメガネに近い

発表や中止が相次ぐスマートグラス業界。中々日常で使えるほどスマートなデバイスは発売されません…。そんな中、ようやく日常に溶け込めそうなデザインのスマートグラス『Focals』が発表されました。

2018年10月に発表された『Focals』は耳の後ろ側に僅かに不自然な膨らみがあるものの、ほぼ普通のメガネといえるデザインに仕上がっています。

仕組みはGoogleGlassと同じディスプレイ投影ですが、圧倒的にデザインが秀逸です。正面から見れば本当にわからない。網膜投射でなく、ここまで小さく仕上げたのはなかなか。現実的な使用が見込めそうです。

天気の確認、検索といったスマートウォッチのような動作はもちろん搭載し、更にアマゾンのAlexaを搭載することによってスムーズな音声認識、音声操作を可能にしています。これは便利になりそう。

スマホの通知を見て、電話をしたり、返信したりできる。これだけでも楽しいですが、Focalsは更に別売でフィンガー操作端末であるLoopも発売するとのこと。

Loop指にはめて操作するリング状のフィンガーデバイスですが、これをBluetooth連携することによってFocalsを4軸スティック操作できるようになります。

Focalsは現在既に予約が開始されており、2018年12月に数量限定で実際に出荷されるとのこと。今年中にガジェッターのレビューが見られるかもしれませんね。

公式HPはこちら

まとめ:中止になる前に急げ!

今回は3つの最先端スマートグラスを紹介しました。見た目重視の物を選びましたが、現在は販売されていないor開発中止になっているのは非常に残念です。

最後に紹介したFocalsは実際に販売される予定とのことですので、気になる方はぜひHPをチェックしてみてください。また生産が中止されないうちにどうぞ…笑

※購入には、サイズ調整のために実店舗に出向く必要があるので注意です。

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