『Vive Pro』についての感想:要求スペックは従来と変わらない?

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2018年1月初旬に開催されたCES 2018にて、HTCViveの新作『Vive Pro』が発表、展示されていたようです。現行モデルが2016年の発売ですので、実に2年ぶりの新作となる予定です。

数々のVive記事を書いてきた身として、これは見逃せない。今回は、このViveProについて、旧Viveと異なる点、アップグレードされた点を纏めました。ぜひ確認して、貴方も『Viveマニア』そして、VRファンになっていただければと思います。

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解像度は約80%アップ!ドットを感じなくなる可能性アリ

従来のHTCViveは片目1080×1200のパネルであり、正直たまにドット感を感じてしまう場面もありました。これが3k 2880×1600(片目あたり1440×1600)に大幅強化されます。果たして私のPCで、このドッドを十分に活かした状態で快適動作させることができるのか・・・。

Vive Vive Pro
解像度 2160×1200 2880×1600(3k)
片目 1080×1200 1440×1600

解像度を数値で見ると「うん?」と思うかもしれませんが、ドットの数で考えると、実に78%もアップ。これだけ表現を細かくすれば、従来のドット感を大幅に軽減できるかもしれません。

正直、私はドット感を余り感じないほうなのですが、HTCViveを体験してもらった何人かの友人は「ドットが動いているような感覚にしか感じない」と感想を述べる人がいました。このようなユーザー層にも、今回のProは感動的なVR体験を提供してくれるかもしれません。

また、Viveを体験したことがある人なら分かるかもしれませんが、現在の解像度だと、遠くに描写されているテキストが非常に読みづらいです。この点が大幅に改善されるとのこと。ViveProの解像度はくっきり見やすい文字を描写してくれます。

デザインが大幅変更!よりメカニックな雰囲気になったぞ!

従来型でもっと不満が多かった、重さ、装着感の問題。今回は人口工学に基づいた設計に見直すことにより大幅改善したようです。

従来のベルト型は廃止 スッポリ頭部を覆う形に

従来のHTCViveは、本体を装着するためにベルトっぽいバンドをマジックテープで調整してフィットさせるような形状でした。これにより誰でも柔軟に対応できますが、本体が極端に重いため、前に重心がかかる状況は避けられませんでした。

今回の『VivePro』は不満の多かったこの点を改善。PSVRのような背面もプラスチックフレームで覆われるような形状に変更されました。これによって重心が前にかかり頬が痛くなってしまう従来の構造を改善しているようです。

調整にはこれまたPSVRと似た構造でダイヤル式を採用。アナログでお手軽に調整できるように工夫されているようです。

ヘッドホンはビルドイン型へ変更

本体が背面までフレームで覆われるようになったことによって、ヘッドホンシステムがサイドにビルドできるようになりました。今回のモデルは完全にヘッドホンを一体にしたようです。本体サイドからニョキッと生えているのが確認できます。

こちらもかなりの可動域を確保しているようであり、根本の部分から大きく開閉することができます。これなら相当大きな頭でも大丈夫そうです。

また、音量調節ボタン、ミュートボタンをヘッドホンサイドに搭載。片手で手軽に音量を調節できるようになりました。従来のViveではコントロールパネル(システムトレイ)を開いてソフトウェア的に調節する必要があったので、これは嬉しい機能。

音質に関しては、どうやらアンプも内蔵されているようであり、解像度の高いクリアな音質が再現されているとのことです。

Vive Proは純正アダプタで無線対応!更に加速する没入感

従来モデルも『TPCAST Wireless Adapter for VIVE』を装着することによって無線化することが可能ですが、値段が4万円ほどすることに加えて、HTC純正のハードウェアではありません。装着にも、少々分解の手間があります。

今回のViveProはこの点にも手を出しました。HTC純正の無線通信ドックを装着することによって、無線でViveProを楽しむことが可能になります。コチラについては、流石に別売商品となりそうですが、それでも公式で無線VRに対応することは大きな進歩です。

圧倒的な解像度でVRを楽しめて、ケーブルも要らず、物理的な移動もできる。全てのユーザーが望んた夢の仮想現実を形にしたようなアイテムですね。将来的には、多くのVR分野で無線化が進んでいくでしょう。

ベースステーションも4つに増える?その他の機能

その他の変更点としては、ViveProとは別の進行分野としてベースステーションが4つになる開発が進められているとのこと。これによって10x10mの大規模VR体験を実現することができるようになります。より企業向け(アトラクションなど)なシステムを提供できるようになります。

もう一つの気になる点としては、本体にデュアルカメラ、デュアルマイクが搭載されている点です。これに関しては、装着されている目的について明確な発表がなかったので真相な不明なのですが、立体システムへの対応ではないかと予想されています。

2つのカメラによって現実の遠近感を図れる、2つのマイクによって立体音響として処理できる、といったMR分野への対応といったところでしょうか。こちらも続報が待たれる楽しみな機能ですね。

気になる価格、推奨スペックは?

さて、これだけのバージョンアップがあれば要求されるスペックも気になる所。現時点での発表では「従来と同程度の要求スペックになる」とのことです。つまり変わらないってこと!今までの設備で問題ないみたいです。(GTX970かR9 290以上)

これに関しては、「開発されるソフトウェアによって要求スペックが変わる」という言い方が正しいかもしれません。ViveProの性能を最大限に活かしたソフトウェアが配信されれば、当然従来より要求スペックは高くなるということです。

※開発、提供されるゲームなどに関しては従来のViveと同じ開発環境、動作システムとのことですので、前のソフトウェアとの互換性はあるようです。

そして、最もに気なる『価格』ですが、現時点では公表されていません。しかし、3k解像度パネル、高品質ヘッドホン、背面フレーム、デュアルカメラ&マイクとくれば、自ずと価格も高くなるでしょう。初代Vive発売時の10万8000円を超える価格になると私は予想しています。1500ドルとかになりそう・・・。

ちなみに現時点で発表されているスペック情報はこちら↓

画面:デュアルAMOLED 3.5
解像度:1440 x 1600(2880 x 1600)
リフレッシュレート: 90 Hz
視野角: 110度
サウンド: Hi-Res certificateヘッドセット、Hi-Res certificateヘッドホン
インプット: Integrated microphones
入出力: USB-C3.0,DirectPort1,2,ブルートゥース(5.0?)
センサー: SteamVR Tracking,G-sensor,gyroscope,proximity,IPDsensor
その他: 無線対応

USB3.0に統一、DisplayPort専用になる模様です。

おわりに:ViveProは未来を感じる最先端デバイスになりそう

さて、長々とViveProと従来のViveを比較してきましたが、解像度の大幅アップグレード(3k)や本体設計の変更は現在のユーザー評価を大きく取り入れた結果と言えるでしょう。この辺はより満足度の高い製品を作ろうとしている企業努力を感じます。

16年、オキュラスの発売が待たれる時期に突如登場したViveでしたが、その性能はVRコントローラ標準搭載という、ユーザーの度肝を抜くシステムでした。この、最先端の仕組みをいち早く発売していく意気込みに今回も期待大です。

※VuveProの最新情報が発表され次第、ここに追記していきます。

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