ASUSから2016年の3月に発売された、VivoBook L200HA-FD0022Tの実機批評になります。
このモデルはサイズ11.6インチ、重量980gのコンパクトノートPCです。
佐川急便で先日やっと届いたので、早速レビューに入りたいと思います。
R209HAとの違いなどにも触れていますのでどうぞ。
2019/04/20追記:3つに別れていた記事を統合しました。
届いた時の全体的な外観
佐川急便が届けてくれましたよ。L200HA。
レビューが少し遅れましたが、まずは外見の評価から。
めちゃ軽いです。片手でスッと持てるお手軽感。
これなら持ち運びも楽そうです。
さらに、薄さ17.5mmはやっぱり最高です。カバンに入っても邪魔に感じない。
その辺のノートPCより確実に薄いし軽いです。
これだけでもう買った価値があるような気もしてしまいます。
入力端子も、USB3.0、2.0、microSD、HDMIと一通り揃っており、私の使用目的には十分です。
たまに自宅のプロジェクターに繋ぐので、HDMIは必須です。
各種項目別のレビュー、操作感など。
□入力操作
キーボードは、以前使用していた、Acer Aspire Switch 10 SW5-012-F12P/S より確実にタイピングしやすいです。
まず、タッチが軽いです。Switch 10は少しキーが重く、力を入れなければいけなかったのですが、こちらは軽い力加減でタイピングできます。その分見た目は、少し安っぽくも見えてしまうかも。
キーの大きさ、幅もちょうど良く手に馴染みます。
しいていうなら、ページアップダウンのあたりの4つのキーがかなり小さくて操作しずらいぐらいでしょうか。
ファンクションキーも一通り揃っています。
タッチパッドは、Switch 10に軍配が上がります。L200HAは若干レスポンスが遅いです。
あと、サラサラしてないので、汗かきの私は指が詰まります。笑
その点では、以前使っていたASUSの UL20a はタッチパッド一体型で最高に操作しやすかったんですけどね・・・。
しかし、この件に関しては、Switch 10のタッチパッドが良すぎた、ということかもしれません。
というのも、3月にヨドバシカメラで下見していた時に、手当たり次第に展示品を触っていたのですが、どの低価格帯ノート、タブレットも、タッチパッドはどっこいどっこいでした。
むしろ、E200HAは同メーカーのX205TA、T100HAより操作感良かったです。
L200HAもE200HAと同じ操作感ですね。
□サウンド、音質、騒音
可もなく不可もなくといったところでしょうか。
Switch 10と比較すると、スピーカーが本体下に配置されたこともあり、少し音が薄く感じます。
しかし、音質が悪いと感じることはないです。若干スピーカーサイズが小さくなった?みたいな感想です。
本体下部にスピーカーがあるので、画面を閉じた時に音がこもらないのは高評価です。
ASUSのサウンドソフトの設定はとってもシンプルです。某蟹さんのソフトより設定項目が少ない。
また、本体はファンレス、完全無音です。素晴らしい、全く音が鳴りません。
□処理速度
めちゃ快適です。前機種、Switch 10はZ3735F搭載のモデルだったのですが、ブラウザ動作のもたつきが気になっていました。
L200HAはx5-z8300搭載の機種ですが、chrome等の動作速度は上がっていると思います。
驚くほどの動作速度アップではありませんが、現状では動作にストレスはあまり感じません。
動画再生もスムーズです。私がライトに使用するには全く問題無いです。フルHDもOK。
その他アクセス速度等も現状ではなんの不満もなし。満足です。
※3D性能やCPUベンチ、アクセス速度実測などの測定項目は後日まとめて報告しようかと思っております。
□バッテリー持ち
かなり持ちます。ビビりました。
動画再生、インストール、アンインストール、ネットサーフィン等一日使い倒しましたが、全然減りません。
おそらく10時間は余裕で持つかと・・・・。
ネットサーフィンや文書作成メインでの使用では、12時間以上持つと思います。ほんとに。
この機種の最大のウリになるんではないでしょうか・・・・。バッテリー持ち。
85%ぐらいの時に残り時間計測が13時間とか出てて目を擦りました。笑
□液晶パネル
唯一といってもいいほど、残念なポイントです。
近年のタブレットに標準搭載されている、IPSパネルには遠く及ばないです。
といっても、数年前の標準的なノートPCレベルと言えばいいのでしょうか、普通な出来です。
明るさもある程度明るく出来ますので、太陽の下で見えないということはないと思います。
しかし、このパネルによって、この薄さで、超絶バッテリー持ちを可能にしているというのなら、納得がいきます。
□各種設定、アンインストール
インテルHDグラフィックスコントロールパネルの設定なのですが、
私は、ディスプレイの明るさ-35で使っています。色合いのバランスも目に優しくお薦めです。
あと、これ重要項目なのですが、初期の設定だと、動画再生時にブロック感があるというか、なんか映像が汚いです。
アニメとか見るとわかりやすいのですが、ジャギー感がかなりあります。ギザギザしてる。
これ、先ほどのグラフィックスコントロールパネルの、ビデオ設定で、色調整と画像調整を全て、アプリケーション設定、または無効に設定することで直ります。
おそらくノイズリダクションとか、鮮明度とかが悪さしているのだと思います。
無効したらとっても綺麗。ギザギザ感は無くなりました。
標準で入っていたソフトウェアもかなりアンインストールしました。
最終的に残ったのは13個だったかな?
地味に3.0急速充電ソフトは便利だと思うので、残してあります。
結局E200HAとL200HA、R209HAの違いは何だったのか。
まず、KINGSOFTOffice2013 は製品版ではなく体験版でした。これは事前にわかっていたことなので問題なし。
そして、もうひとつ違いがありました。
MicroSDカード 32GB が付属していません。
E200HAには標準で付属する32GBSDカードが無いようです。なるほど・・・。
私は以前のタブレットにも使っていた64GBをそのまま付ける予定だったので何の問題もありませんが・・。
emmc32GB+付属32GBでなんとか容量足りそうだなー。とか思っている方は要注意です。
今回はここまでです。次回はベンチ等のレビューに入ろうかと思います。
新型CPU x5-z8300の性能は如何なものか。
前回、各種項目別の評価をしましたが、今回はより詳細なベンチマーク編です。
前モデルと言われているlnX205TAから変わったのが、CPUやUSB3.0です。
中でもCPUは、内臓のグラフィック性能が大幅に向上しているとのことなので、ベンチマークの結果に期待大です。
ディスクの読み込み等もチェックしていきましょう。
今回使用したものは、
・WinScoreShare
・CrystalDiskMark
・ドラゴンクエストⅩベンチマーク
の3つです。
各種ベンチマークソフトの結果、3Dグラフィックスは?
□総合評価 Windows エクスペリエンスインデックス
WinScoreShareを使用してます。
機体名に注目してください。
E200HAってはっきり出てるじゃん!笑 中身同じかよ!
これで中身同じことがほぼ確定ですね。どうやら付属品の違いだけみたいですね。個体差はないみたいです。
プロセッサのベンチが思ったより低いですね・・・。
過去のタブレット3台では(Z37xx)、5.9~6.1ぐらいだったのですが、x5-z8300はそれより低いです。
処理速度は遅く感じることはないんですけどね。気分の問題かな?
期待大だったグラフィックスも微妙な評価です。(win10ではゲーム用グラフィックスは評価できません。)
これはまたのちほど別のゲームベンチを載せます。
メモリはまあまあ、2GBではこんなもんですかね。
ディスクemmcですし、速いので優秀です。
□書き込み、読み込み速度
CrystalDiskMark5_1_2を使用しています。
シーケンシャルリード値は162.1。まずまずではないでしょうか。eMMcとしては高速な部類に入るのでは。
シーケンシャルライト値もマルチで107.7。3桁あれば満足です。
実際の使用の体感ではもたつきは感じません。
ランダムリード、ライトも共に極端に低いということはないかと思います。
驚いたのはMicroSDのベンチです。
過去3台のz37xx系列のタブレットを所有していましたが、どれも、内蔵コントローラの影響(おそらく)で速度がでませんでした。
どれだけ高速なSDを突っ込んっでも、シーケンシャルリード値が25ぐらいが最高でした。
ずっと同じSD使っていますが、今回はシーケンシャルリード値78.85出てます。以前のタブレットと比べると爆速です。大満足です。
恐らくSDのほうの限界速度なので、より優秀なものに交換すれば、まだ速度出るような気がします。
SDにゲーム突っ込んでプレイするのストレスMAXだったのでこれは本当に嬉しいです。
□ドラゴンクエスト10ベンチマーク
スクウェア・エニックス公式のベンチマークソフトです。
まずは、最低品質である、低品質、640×480、フルスクリーンで計測。
動作は概ねスムーズでした。
結果は、3436。スライムが出迎えてくれました。
これはかなりの良結果ではないでしょうか。Z3735Fタブレットは2,000前後だった気がします。
おおよそ1.75倍。大幅なスペックアップではないでしょうか。x5-z8300恐るべし。
続いて、標準である、標準品質、1280×720、フルスクリーンで計測。
少々重い感じがするが、動いているという感じです。
結果は2,010、やや重いでした。ゴーレムさん。
Z3735F系のPCは同設定だと、800~1200ぐらいのスコアのはずなので、2倍程度はスコアが伸びているかと思います。
重い処理のほうが数値に差がでるのかもしれません。
いずれにせよ、3Dグラフィック性能は確実にスペックアップしています!
これは嬉しいです。簡単な3Dゲームならノンストレスでプレイできそうですね。
総評、CPUが伸び悩むが、グラフィック性能の向上は本当だった!
CPUは残念ながら、Z3735Fなどと大きな変化はなかったです。
しかしグラフィック面に大幅な向上が見受けられました。(ドラクエ10しか試してませんが・・)
3Dゲーム用途にも使えるPCになったのではないでしょうか。
私の場合はMinecraftをプレイするので、この向上は非常にありがたいです。ノートPCにならその辺の外出時にもできますし。
またMinecraftの使用感もレビューできればと思います。
ベンチマークレビュー第二弾
今回も、L200HA-FD0022Tのベンチマークをテストしていきたいと思います。
基本的にはE200HAと同じ機体です。その辺りは過去のレビューに記載しております。↓
https://blog.endstart.net/article/436106856.html今回テストしたのは、以下の2項目です。
・マインクラフト最新バージョン(1.9.2)は快適にプレイできるか。
・モンスターハンターフロンティア ベンチマーク結果
マインクラフトは、最新版をダウンロード、インストール後、javaも最新のものにアップデートした上でのレビューです。
モンスターハンターフロンティア ベンチマークは第3弾のものを使用しています。
マインクラフト編 動作と設定
画像は、起動時のものです。(シングルプレイ)
起動には成功、動作も全く問題ありませんでした。
最高fpsは30に制限していますが、概ね良好です。(ウィンドウモード)
チャンク設定は5~8チャンク程度に表示設定を抑えておけば、ある程度快適にプレイできました。
起動時のCPU、メモリ使用率です。
最低値は20~30ほどと、比較的余裕があります。
一方、クリエイティブモードでの飛行時などは、90~100%使用するタイミングもあります。
この時はちょっとだけ重いです。
メモリは結構ギリギリですね。かなりの長時間プレイは少し厳しかもしれません。
起動して、プレイしてみた感覚としては、GPU的には余裕があるが、CPUが少し足を引っ張っているような印象が見受けられました。
グラフィックはスムーズで快適です。全体的には十分プレイできる環境だと思います。
発売日当月に29800円のノートで3Dゲームができる時代がくるとは・・・。いい時代になりましたね。
モンスターハンターフロンティア ベンチマーク
お次はモンスターハンターフロンティアのベンチマーク結果です。
フルスクリーンモードではキャプチャに失敗したので、画像はウィンドウモードでのベンチ結果です。
まずは、通常のデフォルトモード 1280×720のモードです。
フルスクリーンでは1132でした。少しゲームをするには厳しいかな・・・という感じですね。
採取等はなんとか出来そうですが・・・・。
こちらは最低画質 600×360でのベンチ結果です。
ある程度数字がでていますね。
最低画質であれば、狩りにもいけるのでないでしょうか。
ベンチマークソフトを眺めていましたが、概ねスムーズに動作しているように見受けられました。
追記:一ヶ月後のレビューを上げました。
コメント
初コメント失礼します
最近、サブPCの購入を検討していてこの機種が良さそうだと思っています。
参考までに、管理人さんが残したデフォルトのソフトウェア一覧を教えていただけるとありがたいです。
コメントありがとうございます。また、当レビューを参考にしていただき大変嬉しく思います。
ご質問の件にお答え致します。現在残っているASUS標準のソフトウェアなどは以下のとおりです。
・Divice setup (内容が不明だったので放置)
・Qualcomm WirelessLAN&bluetooth
・ASUS SMART GESTURE (タッチパッドの動作に必要)
・AudioWizard
・WinFlash
・ATK package
・I2S Audio CODEC
・Windows Driver package ASUS
上記のものが現在も入っているプログラムです。
それ以外の初期付属プログラムは全てアンインストールしましたが、問題なく動いています。
また、現在はこの機種のメモリを4GBに増量したE200HA-8350というモデルも発売されておりますので、合わせてご検討ください。(少々お値段は上がります。)