MinecraftPEなどスマホでもマイクラをプレイすることは可能ですが、今回Microsoftとmojangが発表した新アプリはAR機能を使った現実拡張型のゲームとなるようです。その名も「Minecraft Earth」。
要は現実の公園で巨大なマイクラ建造物を建てたりすることができるということ。(スマホの画面ごしだけどね) 以下詳細をチェックしてみましょう。
現実の拡張:Minecraftの世界をそのまま表示
MinecraftEarthでは現実の世界をARで認識、その上に原寸大の建造物を表示することで立体的なマイクラ世界を自分の目の前に出現させることが可能です。
1人で庭先でプレイしてもいいし、みんなで公園でプレイしてもOK。マルチプレイに対応しているので皆で一つのワールドを認識することができます。これ、ありそうでなかった未来の機能です。
スマートフォンの画面上にはしっかりと他のプレイヤーが表示されているし、操作した動きもこちらに即時反映される。配置したモンスターも自由に動き回り襲ってくるらしい。
リアルタイムで地下深くまで地面を掘ることも可能。拡張世界に地下のマグマが表示さるのは違和感が凄そうです。そして、恐らくこれら全てはサーバを介してるので通信負荷心配です。
システム上スマートフォンの画面越しになりますが、スマホVR機能などが追加されれば、より現実感を感じたプレイが可能になるかもしれません。
スマホで建築:家の中でもクラフト可能
※実際のビルドモードプレイ映像
今回のEarthは前述の原寸大プレイモードに加えてビルドモードも別に搭載されています。もちろんこちらもマルチプレイに対応。
ビルドモードは自宅の机などでプレイできるように最適化されており、自由に表示領域を調整することができます。要は小さく表示できる。
このビルドモードで一緒に建築した家や洞窟を外に持ち出して大きな広場で原寸大に広げたりして遊ぶというのが全体の流れのようです。まさに夢の世界。
机にバーチャルクラフトベースを配置し、周辺をぐるぐる動きながら「あーでもないこーでもない」と友達同士で形を相談する。21世紀の近未来オモチャ感が凄いです。
なお、内部システムには従来のMinecraftのコアが使われているらしく、物理法則やレッドストーン回路などもそのまま実装できるみたいです。
街中アドベンチャー:突如出現するマルチプレイダンジョン
プレイモード、ビルドモードに加えてもう一つある機能がアドベンチャーモードです。これは既存ARマップゲーム(ポケGoとか)に近いシステムになるみたい。
街中を歩いていると出現するビルド素材アイテムを入手したり(タップモード)、いきなり出現したダンジョンを偶然居合わせた近くの人と一緒に探索したりなど、まさに拡張現実のような世界が提供できるようになるとのこと。
地図上を歩くタップモードではまさにポケGOのようなマップのアイテムをタップすることで消費アイテムを入手するような、移動中にできるお手軽システムが提供されるらしい。
ダンジョンでは鉱脈や宝などが存在しており5分~10分程度で攻略できるように設定されているそうです。もちろんモンスターも出る。中には動物がいるだけの平和な「ハズレ部屋」もあるみたい。
このGPSと連動したシステムのゲームは過去にもロングランを記録しているモノが多くあることから導入できれば長く愛されるアプリゲームとなるでしょう。
参考:Engadget日本語版
公開までが待ち遠しい
Minecraft Earthは2019年中の一般公開が予定されているようですが、まずは2019年夏頃にテスター向けのクローズドベータ版を公開するようです。
システムにはARkitとARCoreが使われるのでAndroidとiOS両方対応できるみたい。(恐らくARkitのほうが扱いやすいのでiOS版のほうが先に開発されることになる)
またアプリならではのレベルアップ要素やアンロック要素もあり、携帯オンラインゲームとして充実したコンテンツが提供されるらしい。
基本的に利用料は無料で追加コンテンツで課金してもらう形になるみたいです。このシステムを無料で提供するのは凄すぎる。なお、ガチャは実装する予定なしとのことです。
参考:MinecraftEarth公式紹介ページ
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