世界ではPlayStation4が過去に類を見ないペースで売上を伸ばし、大ヒットしているわけですが、日本ではWiiUが流行り、Xbox Oneは存在自体見当たりませんし、挙句の果てにはモバイル向けのスマホゲームが爆発的に普及しています。
この特殊な日本のゲーム市場は何が原因なのでしょうか。
世界のゲーム機売り上げと国内のゲーム機売り上げを比べる
参照元:vgchartz.com
主要ゲーム機の世界売上推移 2015年
2015年の情報になりますが、世界売り上げ規模では、PS4の圧勝です。
Xbox OneやWiiUに比べるとその差は歴然です。
2015年の段階で2200万台を突破しています。
これが、2016年の1月の情報によると、3590万台を突破しているそうです。
この売り上げ曲線は、あのPS2をも大幅に上回る売り上げ速度ということになります。
しかし、日本ではPS4が爆発的なヒットをしている!という事実はおろか、話題にすら上がりません。
某動画サイトの人気ランキングには、ここ半年~1年ほどはWiiUのスプラトゥーンやマリオメーカー、大乱闘スマッシュブラザーズなどがランクインしている様子を多々見かけます。
先月や先々月には、WiiUが品薄になり、プレミア価格で販売されるなど一騒動起こったばかりです。
世界的にはもはや見放され、任天堂自身も次世代機を押し出そうとする流れの中、なぜ日本ではPS4がここまで話題に上がってこないのでしょうか・・・。
国内の売上推移を見てみましょう。
こちらも先程と同じ2015年の情報ですが、なんと圧倒的にWiiUが売れているのです。
世界規模で見ると、むしろ最下位だったwiiUは、国内ではダントツでトップなわけです。
そりゃあ国内の動画サイトではWiiU動画が伸びるわけです。
SONY自身はこのことを予知していたのかわかりませんが、日本のみ、PS4の発売日は2ヶ月ほど遅れましたよね。
これも関係しているのかもしれません。
しかし、この差も2016年は少し縮まってきているみたいです。
PS4は国内でも売り上げを伸ばし、WiiUは売り上げが減っています。
任天堂の次世代機の影響ももちろんあると思いますが、この先国内の家庭用ゲーム機市場はどうなっていくのでしょうかね・・。
PSVRの発売も控えていますので、筆者的には国内でもPS4流行ってほしなぁと思っているのですが。
日本でPS4が流行らない背景としては、やはり日本人が、FPS系のゲームを多く好んでいないことや、よりリアルな描写を求めた意欲的なゲーマーが少ないことも原因していると筆者は考えています。
あとは、やはり日本人にとって馴染み深いキラータイトルのPS4独占発売がないことも関係しているでしょう。
現状では、PS3との同時発売が大多数ですからね。PS3でいいじゃん。ってなってしまうでしょう。
ネットワーク配信に対応したPS4のシステム構成は、とてもおもしろいし、流行ると思ったのですがね。
今の時代はゲームプレイ映像の配信が盛んですし、PS4はいち早くこのシステムを取り入れた柔軟な機種であると思います。
もっと広く知れ渡れば、売り上げも伸びるのではないでしょうか。