UFOキャッチャーのコツ・攻略法:元スタッフが語るゲーセン講座【裏話】

※Google推奨の「全自動広告表示」テスト中…表示量がヤバイ場合は右上の✕ボタンで遠慮なく本部に通報してください!
※当サイトの全てのページにはPRを含むリンクが掲載されています。

その他

筆者は、以前の職場ではゲームセンターのスタッフをしておりました。最終的にはある程度の店舗の運営も任されていたので、裏事情というか、運営するためにどうやって利益を上げるかは勉強したつもりです。

今回は、スタッフ側で見た内部事情の話と、その経験を踏まえた上で、客側はどうやって攻略したらいいのかを解説します。ゲームセンターって結構グレーゾーンな運営してるんですよ・・・。

※この記事は業界の暴露話を踏まえた上で、正しい攻略法を説明していますが、どーしても攻略法だけ見たい!という方は、【店員側から見た 効率よくプライズを取る方法】からご閲覧ください。

※この記事は、全3ページ構成です。
1 元店員が教える ゲームセンターの裏話
2 店員側から見た 効率よくプライズを取る方法
3 筆者が出会った 絶対に取れる台 実例集

元店員が教えるゲームセンターの裏話

まずは、ゲームセンターの内情のお話です。内情を知ることでプライズがどうやって流れているかをある程度知ることができます。これも効率よくプライズをゲットするには必要な知識です。

ゲームセンターの景品はパチものだらけ

これもよくある話なのですが、その年で人気が出たゲームやアニメなどのキャラクターをプリントした缶バッチやメダル、Tシャツ、財布、小物入れなどをよくゲームセンターの景品で見かけると思います。

この景品、ちゃんと製造元が表記されていない物は全部謎の業者が作った著作権違反品です。正確にはほぼアウトの品です。中には自前で作っていたり、ブラックな製造元も子会社だったりするゲームセンターもあるのではないでしょうか。

ではなぜ捕まらないのか。そうでもないんです。実際に某アニメ・キャラクターの缶バッチを無断で製造していた業者が摘発されたりしています。こういうのはまず作っている側が捕まります。

作っている側が捕まると、その話がゲームセンター側に伝わりますよね。そうなったらその景品を全部撤去するんです。これで安心、というわけです。ゲームセンターにまで捜査が及ぶことはまずありません。

ネットの違法アップロード、ダウンロードでアップロード側だけが捕まるみたいなもんです。上で流したほうが先にしょっぴかれます。

追記:パチモノ景品をメインに置いているゲームセンターがはじめて摘発されたようです。筆者が働いていたときとは状況が変わってきたようですね。ゲームセンター側もやりすぎると目をつけられるようです。

参考:http://www.asahi.com/articles/ASJCY3K3BJCYUTIL01J.html

プライズの原価はやっぱり800円?

これはみなさん噂でよく聞く話だと思います。実際にこれは本当の話で、ちゃんとルールで決まっています。正確には「プライズとして景品にできるものは原価が800円以内のもの」です。

UFOキャッチャーで転がってるやたら高精細なフィギュアも、めちゃめちゃ装飾が豪華なピカピカ腕時計も、全部800円以内で仕入れられています。そう考えると、みなさん結構お金かけちゃってるんじゃないでしょうか。でも安心してください。取れるまでに1000円使ったとしても店側は赤字です。この話はのちほど詳しく解説します。

しかし、プライズが800円以内といっても、PS4や3ds本体などのゲーム機を景品にしているところを見たことががありませんか?確かに800円超えてるしダメなんですが、実はアレにもからくりがあるんです。これも後で解説します。

実はゲームセンターにも消費税があるんです

実はゲームセンターも税金掛かっています。皆さんがゲーム機に突っ込む100円玉は税込なんですよ。今ではスーパーも当たり前のように税抜き表示されてますよね。あれ、ゲーセンでもやりたいです・・・。

正確には100円のゲームなら、1プレイ税抜き93円てところでしょうか。ゲームセンター側に入る収益はそんなもんです。実際、消費税が8%になったことでゲームセンターは大打撃をうけました。構造上、値段を上げることが難しいですからね。だからといって、1プレイ200円にしてしまうと、途端にプレイする人が減るんですよ。非常に調整が難しい。

実際に、この消費増税の流れに乗って、閉店してしまったゲームセンターの話をかなり聞きました。それほどこの波は大きかったんです。ちゃんと景品が取れる設定で1プレイ100円は結構きついんですよ。

ゲーセンの店舗維持費は結構高い

izihihatakai.jpg

ゲームセンターの維持で、一番お金がかかるのが、土地代と電気代と人件費です。土地は、小規模のショッピングセンターの一角を借りるだけでも毎月50万円以上は掛かります。その土地代を一回100円のゲームでコツコツ稼がないといけないわけです。つまり、一ヶ月に最低500プレイしてもらえないと家賃すら払えません。

さらに大変なのが電気代です。小規模の小さなゲームセンターでも、おそらく一ヶ月10万円ぐらいはかかります。ゲーム機の消費電力はみなさんの想像以上に多いです。そこにプラスで人件費がのっかるわけです。

ゲームセンターには高額な金額で物を買ってもらうというシステムがありませんから、100円ずつ地道に稼いでいくしかないわけです。しかも8%は国に持っていかれます。一気に稼げないので、客一人あたりの単価は非常に低いです。少しはゲームセンターで儲けることの苛酷さが理解してもらえたでしょうか・・・。

ネットでゲーセンの景品が売られている話

tenbaii.jpg

インターネットでゲームセンターのプライズが売られていることを見たことはありますか?筆者はAmazonとかで景品が売られているのをよく見かけます。あれ、本当はダメなんです。

中古で売るのは確かOKだったはずですが、新品はダメなはずです。個人で売ることに関してはある程度目を瞑ってもらえますが、業者はグレーゾーンです。

しかし、中にはゲームセンターも運営している会社の身内(子会社など)がゲーセンで売れ残ったプライズを販売しているケースがあります。これはもう完全にアウトです。でも良くある話です。そうやって少しでも利益を上げないとお店が潰れちゃうからです・・・。