『LABO VR Kit』Nintendo SwitchのVRシステム:新しいが当たるのか?

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以前から噂されていたNintendo SwitchのVR対応ですが、今月になってついに公式で発表がありました。Nintendo LABO(ダンボール拡張)のひとつのアイテムで『Nintendo Labo: VR Kit』として市販されるとのこと。いわゆるスマホVRタイプですね。詳細を見てみましょう。

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正式名称は『VR Kit』移動等はできない模様

今回発表されたVRシステムは『Nintendo Labo: VR Kit』という名前であり、あくまでLABOの一つとして提供される追加パーツです。そのため作りもダンボール&プラスチックで構成されておりとってもシンプル。

“Kit”という名の通りパッケージ内容は自分で作るモノとなっており、輪ゴムやシート、ダンボールが大量に付属しています。これは工作欲を満たしてくれそう。

別電源が必要なアイテムでもなく、組み立ててSwitchをはめ込むだけです。俗にいうスマホVRの仕組みに近いシステムであり、画面を2分割表示して左右に映像の差を作る仕組み。Oculusが広めた今やスタンダードな手法ですね。

Switchをそのまま利用できるし、Switch内に加速度&ジャイロセンサーが搭載されているので周辺を見渡すことも可能。まさにスマホVRと同じです。

なお、PSVRやOculus、VIVEのように外部センサーで位置をトラッキングするシステムは搭載しないので空間移動(しゃがんだり動いたりの連動)はできないと思われます。これは少し残念。

また、”装着するキット”ではなく”覗き込むキット”として作られているようであり、手で持つ必要があるようです。長時間の利用は想定しないスタイルということでしょうか。

体験を向上させるLABOツールが付属する

前項で”覗き込むキット”と解説しましたが、今回のVRkitはこれを活かした仕組みを導入しているようです。Nintendoが公開した映像、画像を見る限りはファインダーを覗き込む望遠カメラのように使えるキットが付属していたりするようです。

中にジョイコンをはめ込んで操作できるということでしょう。更に装着ダンボールがバズーカになっていたり、象の鼻になっていたりとユニークなVR体験ができるような画像が公開されています。

この辺は完全に『LABO』の雰囲気をそのまま持ってきていますね。前回はSwitch本体やテレビを見て体験する構成でしたが、今回は立体視でLABOを体験できます。よりリアリティが増しそうですね。

Nintendoはこの辺りの『組み合わせ』が本当に上手だと思います。VRは中々子供向けの装置としては仕組みが難しいところも多いし、導入も難しい。今回のVRkitはより直感的に、簡単に扱えるように工夫されているように感じます。

NintendoがMHD系に手を出したのは2度目

Nintendoが初めてVR系のシステムに手を出して参入したのかというと決してそうではなく、むしろ最も早く”覗き込む仮想現実”に手を出していたメーカーだと筆者は考えています。

その世界最先端を行っていた機体が『バーチャルボーイ』です。これは1995年(約24年前)に発売されたゲーム装置であり、本体を覗き込むことでゲームをプレイします。

センサーも付いていないし動かすこともできない。いわゆる『HMD』なのですが、これを24年前に一般発売した創造性とチャレンジ精神はマジで凄い。

残念ながら日本でも15万台ほどしか売れず直ぐに生産が終了してしまったため、現在でも動く機体はかなり貴重です。(筆者のヴァーチャルボーイはなぜか本体だけ実家の押入れに残っています。コントローラーがない…。)

このような遊び心溢れた機体を知っている人間からすると、今回のVRkitは色々と懐かしいモノを感じるのです。

2018年頃からSwitchのVR搭載はバレていた

今回のVR発表に関する裏話ですが、実はSwitchのVRモードに関する情報は2018年の夏にも話題になっており、”Switchの内部システムにVRテストモードが仕込まれている“と海外メディアで報道されていました。

実際にSwitch本体をVRmodeで起動することにも成功しており、二分割にしたディスプレイ表示で動画を閲覧することもできたようです。

このシステムは2017年頃から組み込まれていることが後から確認されており、SwitchはVR対応を想定して発売されていたことが解析によって明らかとなっていたのです。

今回のVRkitは新しい層を取り込むVRの入り口となりそう

Nintendo Labo: VR Kit』は残念ながらVR玄人の期待を裏切って、かなりシンプルなスマホVR系に近い装置での発表となりましたが、子供をターゲットにしたVRシステムとしてはかなり完成度が高いように感じました。

現代のVR装置は、最新機能の搭載や高解像度化が開発のメインとなっており、利用する層がどんどん玄人に限定されてきているのが現状です。(スマホVR除く)そんな中発表された今回の機体は、また新たなVR使用層を生み出してくれる存在となるでしょう。ぜひこれをスタートラインにしてPCVRの世界に興味を持ってもらいたいものです。

なお、販売価格は画像で紹介されていた5つのダンボールキットが付属して7980円、2種のみのシンプルな構成で3980円で発売日は4月12日となっております。

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タカハシヤマダ
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ENDSTART編集部メインライター。専門分野は中華ガジェット、PCハードウェア&自作相談、VR全般、スマートフォン、MMOゲームなど。
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