【対策】漫画村に私達はどう接するべきか:皆が喜ぶ最も有効な1つの手段

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世間で何かと話題になっている漫画村というサイト。様々な理由から閉鎖に追い込むことが難しく、現在多くの人間が利用しているアングラサイトである。度々メディアで報道もされている。

今年になってメディア媒体に露出する機会(悪い意味で)も多くなり、知名度はうなぎ登り。漫画村キャラのラリックマは「お陰様でユーザーが1.8倍になったクマ」と全力でメディアや作者を煽っている。

漫画は無料じゃないと読まない」と宣言するTwitterユーザーも激増し、このままでは出版業界(主に漫画系)の未来も危うくなってきた。書いてもお金にならないんじゃ漫画家が減るのは当たり前である。どうにかならないものか…、打開策を考えてみた。

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利用しないように呼びかけることは逆効果

よく「漫画村の利用は全ての作者にとって不利益になるし、いいことがまるでない。だから皆使うのやめよう!」という内容のツイートや記事を見かける。というか、利用反対派の大半はこの手のつぶやき方、発信をしているのではないだろうか。

しかし、この手の発信は効果がかなり薄いと私は考えている。むしろ知名度をドンドン上げてしまうため『逆効果』ですらあると言える。内容によっては呟かないほうがマシなぐらい。

よく考えてみてほしい。漫画村を利用する層はお金を使いたくなかったり、漫画に対して金銭を払う意志がない層が大半である。そんな層に対して「違法だから使わないで!漫画家も困るよ!」といってどうなるのだろうか。

他の怪しい海外サイトより広告も少ないと評判で、日本語表記、管理者は「違法じゃない」と主張、そして圧倒的にアングラ感が少ない謎の安心感を感じるサイト構成、ときたら、金銭感覚にシビアな若年層は喜んで利用するだろう。

「漫画家さんが困るから無料で読むのはやめよう」と考える良心に溢れたユーザーは、そもそも漫画村をはじめから利用していないだろうし、Twitter等を見て「漫画家さんが困るんだ!へぇー、使うのやめよう」と初めて現状を知る人はごく少数だろう。もう皆知ってるよ…。

サイトを短期間で閉鎖に追い込むことはほぼ不可能

漫画村サイトのシステム自体がそもそも日本に存在しないことは多くのユーザーが知っているだろう。運営会社はベトナムにあることが濃厚であり、サーバーはウクライナに置いていると言われている。

現状では両国にこの手のサイトサービスを取り締まる法律がほぼ存在せず、日本から介入することが難しいのが現状である。

さらに『防弾ホスティングサービス』に関連したシステムを利用していることからも、かなり匿名性の高い重甲なサイトとして仕上がっている。要は管理者の個人情報などが特定されにくいということ。

直ぐに警察が動くとも一時は言われていた。『海賊版リーチサイト、運営者ら逮捕』などの例もあるように海外のURLを紹介しているというだけでも著作権法違反として逮捕した事例も存在するのだ。漫画村においても理由をつけて摘発、もしくは閉鎖に追い込むだろうと考えられていた。

しかし、3月現在そのような動きはない。閉鎖するような素振りも全く見せず、運営者は『漫画村PRO』などという有料版を導入するとまで言い出した。余裕の挑発である。閉鎖や摘発などは暫く期待しないほうが良いだろう。

これ関しては、長期に渡る警察側の動きを待つか、漫画村自体が粗相で自爆すること待つしかない。そして、忘れてはならないことは『たとえ閉鎖しても、代替サービスは必ず現れる』ということである。儲かるシステムは誰かが必ず真似をする。

ではどうするか?

さて、ここまで『漫画村の利用をやめてもらうことは不可能』ということと『摘発や閉鎖はもう少し先であり、代わりのサービスは必ず現れる』ということを主張してきた。ではどうするか?私なりの『解決への糸口』を探ってみた。

漫画に”買いたくなる特色”を付ける

これは『美少女ゲーム』で多く見られた例である。2000年~近代までこの手のPCゲームの違法なダウンロードは後を経たず、多くのPCゲームメーカーは強力なプロテクトを仕込む等努力を重ねたが、結局全て突破される始末。コストもかかり結果はでなかった。

そんな美少女ゲームメーカーが現在こぞって取り入れている販売方法は『グッズ展開、セット販売』である。要はゲーム購入の初回特典などを異常に豪華にしているのである。

抱き枕、ストラップ、サイン入り設定資料集、フィギュアなど様々なコレクター心をくすぐるグッズを同梱することによって『パッケージを買う魅力』を作り出しているのだ。

現在はどのメーカーのこのような同梱パッケージを用意している。それほど販売に置いて重要な売り方であり、買う層も一定数以上居るのだろう。実に理にかなった販売手法である。購入者も喜び、メーカーも正規品を買ってもらえて喜ぶ、まさにWINWINの関係。

漫画においてもこのような販売手法は有効ではないだろうか。既に実行しているタイトルは少数あるだろうが、もっと大規模にやってもいいだろう。漫画は『作品のファン』が生まれやすい媒体であるため、この販売手法との親和性は非常に高い。

いっそのこと無料にしてしまう

これは企業や漫画家の収益方法を根本から変えてしまう、言わば暴論なので軽く読んでもらいたい。

漫画村を利用する層は『無料でずっと読めること』と『使いやすさ』に惚れている。企業もこれを真似するというアイデアだ。現状の『無料マンガアプリ』などは”一日8話まで”であったり、”出版社ごとにアプリが違うし使い勝手も違う”など非常に利用しづらい。

この点を根本から改善するという業界全体を動かす考えである。まず、無料であることを実現するために、アプリに『広告』と『マイニング』を導入する。どちらも違法性はなく、ユーザーに許可さえとれば使用に問題はない。

先日話題に上がった『仮想通貨マイニング機能を搭載したmacのカレンダーアプリ』などのように、一般ユーザーがダウンロードできるソフトでもマイニングは取り入れられている。このソフトはサードパーティ製であるにもかかわらず。3日で21万円の利益を上げた模様。

このようなシステムを企業側が取り入れる。さらに広告収入も併用すればある程度の収益は見込めるだろう。利用者側に起こる不利益は『アプリ利用時のバッテリー持ちの悪化』程度である。その辺は無料なのだから我慢してもらおう。

さらに『複数の出版社別アプリ、異なる利用方法』という使い勝手の悪さを解決するために『複数の出版社漫画を閲覧できる1つの媒体』を協力して作る必要がある。これに関しては現在の電子書籍販売業者が新しくシステムを構築しても良いかも知れない。

やることは多いし、夢のまた夢のような暴論ではあるが、最も対抗できる手段はこの方法ではないだろうか。今後発生するであろう漫画村の代替サイトの出現への対策に関しても有効な手段である。

結論 漫画村を潰すのではなく、漫画村より魅力的なシステムを作る

漫画村を見ないようにしてもらうよう訴えることや、閉鎖に追い込むことはあまり有効的な手段ではなく、下手をすればユーザー数が増加する。更に閉鎖後も代替サービスは必ず出現し、その都度違法アップロードに関して議論される。まさにイタチごっこである。

これを解決するには『現在の漫画業界を取り巻く収益システム・販売方法を変える』ことが最も有効な手段だ。

『買ったほうが魅力的』『公式のアプリで見たほうが見やすい・お得』そんなシステムを作るほうが絶対にいい。今は暴論かもしれないが「漫画村を使わないで!」と発信しているユーザーが『より良いサービスを考え、議論していく・アイデアを出す』呟きをしたほうが未来は明るい。

『読者側として考えた魅力的なアイデア』を皆が発信し続ければ、いずれ業界は動き出す。私一人の力ではどうにもならない暴論だが、皆が主張し、考えればそれは世論となる。

漫画業界、出版業界のあり方、そして作者がどう収益を得るかについて、今一度考えて、そして発信して欲しい。

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