iPhone7に込められた想いとは、より日本ユーザーライクなスマホへ

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防水、おサイフケータイ対応、イヤホンジャック廃止、デュアルスピーカーなど、iPhone7は歴代iPhoneと比べると様々な変化を遂げて登場しました。

今まで搭載しなかったこのような機能をなぜ今回突然取り入れたのでしょうか。その要因を考えたいと思います。

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形は変わらず、日本人に好まれるスタイルへ

iPhoneSEから流れは始まっていた

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これはiPhone6の発売時によく聞いた話ですが、iPhone6のサイズは日本人の思うスマホのサイズとしては少し大きかったのです。5sまでは女性のタイトなズボンのポケットにギリギリ入るサイズでした。

9月9日に発表されると噂される新型iPhone。近年のiPhoneはサイズがどんどんと大きくなっているが、新型iPhoneはどのようなサイズが望まれているのだろうか。マイナビニュース会員500人を対象に、新型iPhoneに期待するサイズについてアンケート調査を行った。
news.mynavi.jp

これは昨年の記事になりますが、この調査結果ではiPhone6以上のサイズを望んでいる人は半分以下だという結果だったとのことです。それほど日本人はサイズの大型化に反対だったわけです。

これは、海外での大型化を希望する流れに真っ向から反対している結果でもあります。比較的多くの国外では大きいスマートフォンを求める傾向が強いのです。そのような希望もあり、Plusシリーズは生まれたのでしょう。

そんな中、突然発売されたのがiPhoneSEです。これはiPhone6sという時代の流れを逆行し、iPhone5世代の大きさに戻して、スペックは引き上げて発売されました。この動きに驚いたユーザーは多いはずです。

実際、筆者の周辺でも(主に女性が)iPhoneSEに興味を示し、機種変更する動きが多々見られました。やはり5世代の大きさは日本人にウケがよかったのではないでしょうか。

余談ですが、ブログ運営者からしてみればiPhone6系統に統一されつつある画面サイズに寄り添ってブログの形式を構成しているので、逆にSEが増えるのは再調整が難しくて困っているのですがね・・。

iPhone7で本格的に動き出したApple

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上記のように、iPhoneSEで少し怪しい動きがあったAppleのスマートフォンですが、ついにiPhone7では我々が望んだものをまるで聞いていたかのような機能を実装しました。

・おサイフケータイ機能

FeliCaへの対応は日本人にとっては大きな変化です。正確にはApple payという従来の機能におサイフケータイと同等の機能をゴリ押しでねじ込むような形になるようです。

Apple payは以前からありましたが、このFeliCa機能はiPhone7でしか使えません。専用の機能です。しかも日本版iPhone限定の特別仕様です。

ここまで日本人に求められた機能を実装したApple。これからは電車に乗るときはiPhoneをかざすだけでOKです。コンビニの支払いもiPhoneをかざすだけです。

スマホカバーの中に無理やりSuicaを仕込んでいた人もいましたが、もうそんなことはしなくて良くなります。

・防水、防塵性能

これは海外でも望まれた性能ではありますが、より日本でも期待された機能です。Android勢は数年前から当たり前のように実装していただけあって、iPhone最大の欠点とも呼ばれていたものですね。

ではどれぐらい防水性能が国内で望まれていたのでしょうか。iPhoneの故障理由のトップ3は水没と画面割れ、そしてホームボタン故障です。詳しくは下記データグラフをご覧くさい。

iPhone修理【あいさぽ】故障ランキングの発表
www.iphone-support.jp

これらはAppleCareに入っていないと高い修理代を請求されます。

そこで登場するのが非公式のiPhone修理屋です。筆者が知っている数社を見る限りでは、ここ5年で驚くほどの店舗拡大を遂げています。それぐらい修理に来るユーザーは多く、水没などの修理で大儲けする業者がたくさんいるのです。

それだけよくやってしまう水没問題を今回のiPhone7で解決してきたAppleは修理屋にとっては痛い存在でありますが、ユーザーは大喜びでしょう。これで川遊びにもプールにも持って行って写真が取れます。料理中でも気にする必要はありません。

・ホームボタンを変更

これはMacBookにもあった擬似クリックと同等の機能のようです。要するに物理ボタンではなくなるわけです。これを否とする人も多いかとは思いますが、故障率の低下には一役買うのではないでしょうか。

先ほどの修理屋の統計データでも見るように、修理理由の2位はホームボタンの故障です。Appleはこのへんの改善を図ろうとしたのではないでしょうか。

修理する要因が減るのはユーザーにとっては長く持ちたい良機種へのイメージにつながります。ここもユーザーライクな変化でしょう。

・形を変えず値段を安く

今回、AppleはiPhone7の形状を6,6sとほぼ同じに留めました。これは、大型化への動きが進む現在のスマホ業界から見ると意外でした。筆者は絶対ちょっと大きくしてくると思っていました。

事実、Androidの主流は5,2インチ~6インチあたりです。Androidと比べると、iPhone7の4.7インチはかなり小さいのです。

これは、先のSEの項目でも触れたように、日本ユーザーが小さい画面サイズを望んでいることを踏まえた上での結論なのではないでしょうか。現状維持に止めて、大きいサイズを求めるユーザーにはPlusを。ベストな判断だと思います。

さらに驚くべき点は、次世代CPUの搭載、防水対応、デュアルスピーカー、FeliCa対応等、かなりスペックアップしておきながら、値段は安くなっているのです。

2015年9月発売のiPhone6s 16GB シムフリー 86800円
2016年9月発売のiPhone7 32GB シムフリー 72800円

かなりの大幅値下げです。容量も倍になってます。これには、「iPhoneは高いからAndroidに」と思っていたユーザーも驚いたはずです。まさかの14000円(税別)も安い結果になりました。

なぜ日本ユーザーに重点をおいたのか

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日本人以外には「???」(実際発表会場では海外勢ポカーンでした。)な、おサイフケータイ機能の実装や、サイズの現状維持、値下げされた価格、故障率を下げる大幅な機能改善など、日本人大喜びな今回のiPhone7ですが、なぜのそような方針転換があったのでしょうか。

これには、世界全体のiPhone所持率の問題が関係しているのではないでしょうか。筆者の以前の記事を御覧ください。

スマホと言えば真っ先にiPhoneを思い浮かべるぐらい、Appleのスマートフォンは日本では一般的です。しかしこの状況は国内だけのものであり、世界規模で見るとAndroidのシェアは圧倒的なのです。今回はそのお話です。
blog.endstart.net

2,016年のデータによると、「スマートフォン所持者がiOSを使っている割合」は日本が世界第一位なのです。その数値は50.3%です。一見すると半分じゃないか、と思うのですが、他の国のデータを見るとその意見は変わると思います。

まずアメリカ、iPhoneの生みの親、母国でのシェア率は39.1%(世界3位)なのです。日本より断然低い。そうなのです、日本国民のほうがiPhoneに感心が高いといってもいい結果がそこにはあるのです。

第2位のオーストラリアでさえ41.2%です。ダントツで日本人のほうがiPhoneを持っている比率が高いわけです。そりゃあAppleも日本のこと考えるわな、というわけです。

一番iPhoneを使ってくれている国のニーズを調べて、何を望んでいるか考えて次の製品のコンセプトを決める。言ってしまえば当たり前のことなのですが、アメリカより高いというのはなんとも面白い結果ですね。Appleも悩んだことでしょう。

上記の理由が今回のiPhone7のコンセプトに繋がった要因であると筆者は考えています。

この記事の続き

iPhone7発売後に判明した問題点と改善点をまとめました。良い点は、剛体性(耐火性能、曲げ耐性)の向上、防水性能が公表値以上に優秀な点などです。悪い点としては、シャッター音量の増加、高負荷時のノイズ音発生などです。
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